あまり具体的な計画を立てていないのですが、とりあえず始めてみました。

京阪電車・車両70年という本に1/80図面が掲載されています。これを80/87倍でコピーしたものを使います。手近にあった白ボール紙t0.4にテープで貼り付けます。紙の目は車体の高さ方向にとりました。もう少し薄い紙のほうが良いと思われます。
ポイントとなる点をデバイダの針で突いていきます。老眼になってからペーパー車両工作をほとんどしてないので、こんな作業はつらいです。えーっと、ペーパールーフでなく、屋根板を使うことにしましょう。
図面をとって、プロットした針穴を結んでけがきをしました。CADソフトで図面を書いて直接車体用紙にプリントする方も多くなっているようです。今回のような方法が適切かどうかわかりませんが、かの長崎快宏氏もこのような方法を使っておられるようです。
けがき線を引き終わったところ。向こう側は反転してプリントアウトした図面を貼っています。
いきなりですが窓抜きをすることにします。窓抜き用ノミのようなものを作るのですが、「模型と工作」誌の時代に育ったものでその影響を受けています。これはペーパー車両工作を始めた40年以上前にたくさん購入してストックしていたものです。
片刃のカミソリをペキペキと折って適当な幅にします。西村正平氏の記事で京阪1900系の製作にあった方法です。これを割り箸に取り付けてノミを作るのが常道のようです。しかし、簡易な方法として、手で持って小金槌でたたく方法が紹介されていました。
これは割り箸ではなく、デザインナイフのホルダに刃をつけています。刃の状態によっては折れやすくて危険です。
これが小金槌でたたく方法です。私はこちらで慣れているのですが、音が出るので深夜にはできません。
窓とドアを全部抜き終わりました。ドア上のRはカッターナイフを立てて、紙を少しずつ回しながら切りました。「電車工作集」に載っていた方法です。