
昭和44年2月28日発行のもので、測量は大正12年、昭和42年に改測されたものです。空中写真は昭和42年2月撮影、現地撮影は同年8月ということで、万博会場の開発が行われる前の千里丘陵です。
阪急京都線は「京阪神急行電鉄京都本線」と書かれていますが、千里山線は「阪急千里山線」と書かれています。終点は新千里山駅で、竹見台や桃山台はまだ公団住宅が建っていないようです。藤白台、青山台、古江台には住宅が建ち始めていますが、北千里への延長はこの地図のあとになります。名神高速には吹田インターチェンジはなく、阪急南茨木駅もありません。
古地図というには新しいのかもしれませんが、測量時から発行時の期間に相当姿を変えていると思われ、この地域の変化を見るには貴重な時代といえます。