中村製のHOn3客車です。
下回りを塗ってからしばらくたちましたが、ようやく車体の塗装をすることにしました。

下地処理は前に終わっているので、シンナー洗いで油分除去だけをしました。そのあとマッハ製品のメタル用シールプライマー69-Dというのを吹き付けです。マッハのプライマーもいろいろあって、エッチングプライマー69というのも同じ価格です。黄色のメタル用シールプライマーもあって、適当に購入したものを適当に使っているので、本当に最適なのかはよくわかりません。
写真は乾燥中の撮影です。

車体内部を塗りました。色は良くわからないので、余っていた「スロ50-54、60室内腰板」というのを塗ってしまいました。デッキとの仕切り部分は床板にふさがれているので塗料が十分回ってないかもしれません。

3回ほど塗って乾燥、車内をテープでマスキングします。

さて、プルマングリーンですが、Shop87さんから購入した POLLY Scale のPULLMAN GREEN をまず塗ることにしました。水性アクリル塗料ということで、どんな溶剤に溶けるか試してみました。TAMIYACOLORのX-20Aアクリルシンナーには溶解するようです。GSIクレオスのMr.COLOR用シンナーでは細かい粒状になって溶解しないことがわかりました。水性なので水道水で薄められるかやってみましたが、ちゃんと溶解してくれました。乾くと水には溶解しません。

吹いてみたところですが、完璧な艶消しになります。色としても白っぽい感じがあります。廃車体を思わせるような仕上がりになってしまいました。途中でリターダシンナーを少し加えてみたのですが、乾燥遅延には若干効果がありましたが、艶出しにはほとんど影響がありませんでした。

さてもう一両はMr.COLOR#17 RLM71ダークグリーン 独空軍機上面色 というのを塗りました。Mr.カラーうすめ液でうすめて、リターダシンナーを多めに入れてみました。こちらは少し艶が出た感じに塗り上がりました。

2両を並べるとこんな感じです。左がMr.COLOR#17、右がPOLLYです。

BlackstoneModelsの完成客車と比べるとかなり違いますね。金属の塗装仕上げとプラモールドの違いもありますが、BlackstoneModelsの客車はブラウン系が強いように見えます。同じ色にならないのはデフォルトのことなのですが、POLLYの艶消しについては強すぎるので、オーバーコートで何とか対処しようかと思います。
このあとの作業としては、デカール貼り付け→オーバーコート→車体マスキング→屋根塗装→ステップ端梁部塗装→テープはがし→窓ガラス入れ→床板取り付け・・・で完成ですか。
あー、ダブルルーフの明かり窓にもガラスが必要ですかね・・・。