天賞堂EF58です。動力は復活したので、車体の方へ行くことにします。
塗装を剥がして作業するときれいになると思われますが、そうなるといろいろ加工したくなるので、できるだけ元の完成品の姿で復活させることにしました。
米粒球のヘッドライトがついていますが、前後で明るさが相当異なるので、電球を交換することにします。

軽く引っ張ってみたら、電線が切れてしまいました。ライトケースに残った電球は抜けてくれました。

ライト基板をはずすとパンタグラフの止めネジが見えます。PS14が中央で止めてあります。

パンタグラフをはずしました。ホコリ・ヨゴレがスキマに入っています。

隅にたまっているホコリを筆で払い落としました。

サイドも含めて、全体を布で磨きました。側面通風口が全部はずれています。

EF58とは関係ないのですが、資料を探していたら、機関車図面のファイルの中からD&RGWのデカールが出てきました。行方不明だったので新しく同じのを買って516に付けたのですが・・・・。

側面通風口は縦スリットタイプですが、プラモールドパーツのようです。4カ所ともパーツがあったので元どおりに接着しておきます。窓ガラスは塩ビ板を接着です。

パンタグラフはPS14ですが、バネが数本ありませんでした。あれこれ掛け替えたりしましたが、外側をオリジナルのバネにし、上昇バネは先日作ったTDKパンタの予備バネを使うことにしました。

ガイシも不足していたので、手持ちのパーツからネジやガイシをいろいろかき集めて、結局パンタ台にネジを切って止めることにしました。車体内側からの中央止めネジも使っています。高さをもう少し上げたいのですが、枠の関係でこのくらいになりました。

SG煙突のある1位側から見た状態です。電球は手持ちで30年以上前の米粒球を入れました。劣化もな電圧に応じて明るさも変化します。

こちらは2位側です。ヘッドライトレンズはエコーモデルの100W前照灯から流用しました。ワイパーは製品の標準装備物です。テールライトはプレス表現で、赤に塗ってあるだけです。これも製品のままです。

何とか形になりましたので、下回りと合わせて復活です。モーターもライトも製品のとおりアナログ仕様です。メーカープレートは118号機の東芝の手持ちがなかったので、残っていた日立を使っています。

運転ボードで試運転を行いました。牽引負荷が軽いですが、4V0.5Aで起動、7V0.7Aで快走です。

R420を通過中の様子です。先台車は車体と半分以上ずれていますが、カプラーは先台枠に付いているので、はずれることもなく牽引が可能です。車体マウントカプラーの20m客車などを牽引したら通過困難かもしれません。
これでEF58のレストア作業は終了とします。