2012年08月05日

通過試験

しばらく箱入りにしていたKATOの機関車を出して,運転ボードを走るかどうかテストしてみました。GP35、NW2、SD45、C44−9W、SD40−2、RSC−2の6種類です。

GP35、NW2、RSC−2の3種類は、貨車を牽引して曲線ポイント内方へ通過ができます。

SD45、SD40−2、C44−9Wはどうでしょうか。まず単機でテストします。
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C44−9Wが曲線内方を通過。巨大な機関車ですが、台車の可動域が大きいので通ることができます。しかしカプラーが大きく外へ出るので、貨車牽引は困難です。

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C44−9Wで貨車牽引。直線からR420へ入るところでカプラーの首振り範囲を超えて、貨車のカプラーが外へ引っ張られて車体も傾いています。これ以上進むと貨車は・・・。がく〜(落胆した顔)

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C44−9Wで貨車牽引。カプラーの状態。ナックルが外側へ引っ張られる。

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これはSD45で、意外にも曲線内方へ貨車を牽引して入っていけます。

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SD40−2は単機でも曲線ポイント内方は通過することができません。貨車を牽引するとR420でこのようになります。

C44−9W、SD45,SD40−2は同じようなホイールベースですが、台車回りの構造の違いが走行にも影響しています。C44−9WとSD40−2はこの運転ボード線路をスムーズに走るのは困難なようです。

意外に行けるのが天賞堂EF58です。アーティキュレイテッド方式の効果抜群です。
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先台車もよく首を振るのでカプラーも大丈夫。しかしR356や曲線ポイント内方は通過がきびしいです。また被牽引車が日本型の場合はまた条件が違ってくるでしょう。



タグ:運転ボード
2012年08月05日 21:00 | コメント(0) | 16番

2012年08月04日

ジュンク堂書店梅田店運転会最終

大阪のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の7階で行われている写真展&運転会は本日最終日です。後片付けの手伝いへ行ってきました。

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大盛況ということはありませんが、7階は児童書がおいてあるので、親子連れが訪れて体験運転をやっています。

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今日はHOn3.5の客車を持参しました。小菅さんのIMON製DD51 1179(福) で牽いてもらいました。キット組立・完成品取り混ぜた金属製10両ですが、DD51は電池パワーパックで十分牽引できます。未完成車が混じって恐縮ですが、子どもが「金色や!」と叫んでいました。昨日掲載のCタンクはたしかに「金色塗装」ですが、これは未塗装真鍮色ですけど、そんな説明はしてもしょうがないので、「スゴイやろ」と行っておきました。

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入れ替わり親子連れがやってきて、103系の体験運転をしていきます。プラレールとは異なる「自分で制御」するのは新鮮なようです。しかし、走らせてから運転席を離れ列車と一緒について回る子が多く、自分がコントロールしているという責任を忘れてしまうようです。

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持参したC56で客車を牽いてみましたが、平坦線で5両が限度でしょうか。6両でも何とか牽くのですが、微妙な勾配があるようで空転しています。

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IMON製DD51とクマタ製DD13の重連です。こんな重連は実物でもあまり例がないと思われますが、模型の動力性能も全く違うので起動が難しく、ちょっと押してやると動き始めます。電流計を持ってきてないのが残念。

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17時に展示終了して撤収しました。写真展用のパネル類もレイアウトと同じくらいの量がありました。


タグ:HOn3.5
2012年08月04日 23:40 | コメント(0) | お出かけ

2012年08月03日

カツミのCタンク?

HOの蒸機はテンダー機が多く、もう少し小型の機関車があれば・・・ということで、海外通販で中古の0-6-0を導入しました。4月に入荷していたのですが、少し箱を開けて眺めただけで置いていました。
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外箱には GHC とかのマークがありますが、MDE IN JAPAN と記載されています。古い輸出品でしょうか。0-6-0 SIDE TANK SWITCHERとハンコが押されています。
買ったお店が名刺を入れてくれていました。http://www.rockymountaintrains.biz/shop/

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カネとヘッドライトがいかにもアメリカンですが、日本の地方私鉄でも走っていたような雰囲気の機関車です。全体が金色塗装仕上げの完成品 READY TO RUN 製品です。箱の写真にはNMRAカプラーがついていますが、現品にはカプラーがありません。

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真横から見ると、キャブいっぱいにモーターが入っています。コンプレッサとタンクがあるので、エアーブレーキ対応ですね。

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上下分解してみました。大きなウエイトとKTMのモーターです。DV18系のようですが、ブラシの部分が古い構造のようです。カツミのCタンクということでしょうか。カツミの箱に入って日本の模型店に流通したことがあるのかな?
テスト線路で通電したら、何とか動きそうです。ヘッドライトからの配線は車体側に残って、点灯の配線はしてありません。


可動部に潤滑をかけて、運転ボードのエンドレスを周回してみました。C形機ならポイントも何とか通過できそうです。

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カプラーがついていなかったので、寸法的にいけそうなKadee#6を取り付けました。カプラーネジが1.4mmになっているので、ワッシャをかまして止めています。

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集電ブラシは第1・3動輪にかかっていますが、第2動輪は集電していません。ポイントで止まることがあるのは、このあたりが原因かも。貨車編成を引いてみました。

バック運転とか向きを変えたりして周回してみました。古いモーターのわりに低速も効くので、このままで運行に入れそうです。ディーゼル機関車のような音で走るのは、まあ仕方がないか。

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小型のモーターに交換するとキャブが抜けてよいかと思いますが、ギヤが利用できるかわからないですね。集電については改良の余地がありそうです。

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タグ:蒸機 HO
2012年08月03日 23:45 | コメント(4) | 1/87・16.5mm

パワーパックの動作

表示灯類を取り付けた電池式パワーパックですが、電気機関車重連で大電流負荷の運転をやってみました。

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電源のアルカリ電池がだいぶ劣化してきており、大電流になると電圧が上がりません。ゆっくり電圧を上げていったのでは電流が流れても動き出しません。出力の可変抵抗を最大にしておいて、いきなりスイッチを入れる方法で起動しています。

1.1A〜1.2Aくらいの電流で電圧は5Vくらいです。過電流LEDがほのかに点灯しています。しばらくするとポリスイッチが効いてきて出力が低下しますが、ブレーカーのようにいきなりではないので列車への衝撃も少なくて良いです。
ショートや大電流運転をくり返すとパワーパックのケースも暖かくなりますが、これはKATOのパワーパックなどでも同じなので、焼損さえ防げれば大丈夫でしょう。

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回路図を書き直しました。図記号が古いですが、この方がなじんでいるので・・・。(汗)

タグ:電源
2012年08月03日 15:11 | コメント(0) | 模型一般

2012年08月02日

貨車の整備

最近製作のHO貨車の輪軸を、プラ製から金属製に交換する作業を進めました。ことのついでに、R356の急カーブ通過対策として、台車の動きをチェックしました。

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InterMountain の40ft Box Car 190070です。床下の梁の表現があり、ハンドブレーキロッドも通っているので、急カーブでは車輪のフランジが当たるようです。何となくスレるような音がしていましたが、これが原因と思われます。プラどうしなのでショートはしないし、弾力もあるのでスレながらも通過できていたようです。

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反対方向への動きですが、床下の梁とハンドブレーキのチェーンに当たっています。ここまでの急カーブを通過させる必要もないのでしょうが、走行性能優先として運転ボードの曲線を安全に通過できるように加工します。

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ハンドブレーキロッドは車輪の当たるところをカットしました。床の梁もフランジが通るように少し削っています。

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こちらもチェーンのところをカットしています。輪軸はInterMountainの金属製に交換です。

他の InterMountain や RedCaboose の貨車で、このような例になるものは対策を施してやりました。Athearn や RoundHouse の貨車は、梁や配管など表現が控えめなので、車輪がカプラーポケットに当たるまで動きます。

金属製輪軸に交換した貨車で編成をつくり、ED76で牽引してみました。走行ルートは曲線ポイントの内方、一部R356が入っています。パワーパックは交流電源式のものです。

かなり速度を上げても安定して走れるようになりました。一部黄色い貨車がプラ輪軸のままですが、ハイキューブボックスカーはちょっとふらついてますね。最後は最後部のコカコーラ・カブースが曲線ポイント内方へ追従できずに、外側へ飛び出してしまいました。
コカコーラ・カブースはバックマン製品ですが、交換した金属輪軸の車軸が台車と合わず、台車内でオドるような状態になっているので、それも原因かと思われます。

【追記】
コカコーラ・カブースのInterMountain製輪軸は軸長25.4mmなので、D&RGWカブースオールド0305のさかつう輪軸と交換しました。さかつう製品の軸長は25.7mm(さかつうとしては短軸の製品)でInterMountain製より若干長く、台車とのマッチングも良くなり、安定した走りとなりました。0305はInterMountainの車輪でも大丈夫です。 (2012.08.02 22:45)
2012年08月02日 18:17 | コメント(0) | 1/87・16.5mm

2012年08月01日

少し追加改造

先日作った電池式パワーパックですが、動作状態がわかりにくいので、表示灯類を取り付けることにしました。

電源スイッチの上方にΦ3の穴を開けてLEDを押し込み、680Ωの抵抗器を直列につないで、+側は電源スイッチのON側、−側はポリスイッチの出力側へつなぎました。電源スイッチ投入で点灯、過電流でポリスイッチが動作するとLEDが消えることになります。
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写真では見にくい位置ですが、赤いスイッチと黒いツマミの間の上方にもLEDをつけています。電流制限回路が動作したときに点灯するようになりました。動作テストの動画です。

出力がショートすると電流制限回路が動作し赤色LEDが点灯します。電源LEDは点灯のままなので、主回路には1.2〜1.5Aの電流が流れたままです。そのままにすると、しばらくしてポリスイッチが動作し、主回路電流が低下して両方のLEDが消灯します。出力のショート原因を取り除いてやると電源LEDは点灯します。

さて、これで重連の1.1A負荷ではどんな表示動作になるでしょうか。今日は試していないので、次の課題となります。






タグ:電源
2012年08月01日 23:10 | コメント(0) | 模型一般

旧サイト閉鎖

すでに2012年6月10日の記事で告知しておりますが、旧 高急モデルノート を運用しておりましたワブログのサイトが7月31日をもって閉鎖されております。編集画面のログオンもできませんので完全にアクセス不能となりました。
これまでの掲載内容については、記事テキストおよびコメントテキストは引き上げを終了しています。掲載画像についてはローカル側に置いているものがあるので、これらを利用して高急モデルノート2の中へ高急モデルノートの掲載内容を再構築するよう進めています。現在は2005年分、2010年後半分を再構築しておりますが、今後のペースは少しずつとなりそうです。また、容量的に全部再構築が可能かどうか、やってみないとわからないので、場合によっては画像や動画が非掲載となる可能性もあります。
いずれにしましても、旧 高急モデルノート へのリンクをしていただいているところでは、今一度リンク設定の変更を確認していただきますようお願いいたします。
2012年08月01日 09:31 | コメント(0) | お知らせ