モデルワーゲン製品のキハ14とキハ501ですが、フクシマ製ユニバーサルジョイントによる伝動でR353を通過するのは無理があるようです。そこで思いついて、シリコンチューブ伝動に替えてみてはどうかと・・・。とりあえずやってみました。

まず、キハ14の初期状態を記録。伝動装置はキハ04のキット製品のままですが、モーターだけIMONミニモーターに取り替えています。
伝動部は伸縮ジョイントが2カ所入っています。車輪への駆動はF−1ギヤボックスによるウォームギヤです。床下機器配置はキット製品のままです。

ジョイントをはずしました。

買い置きのシリコンチューブを出してきました。外形が細い方がよいので、Φ0.9−Φ2.5を使いましょう。

使うかどうかわからないけど、これも買い置きのシャフト。

伸縮ジョイントを1カ所残してみることにしました。モーター側にジョイントをつけて、短いシャフトをつけ、チューブをつなぎます。台車側はチューブ直結です。まず直線のテストでは問題なし。
これで運転ボードのR420エンドレスをテストランすると、曲線通過時のジョイント騒音がかなり改善されました。

先と反対に、台車側にジョイントをつけ、モーター側を直結にしてみました。これのテストランでは騒音は軽減されず、台車側のジョイントが角度的に無理な状態で騒音を出していることがわかりました。

両方とも直結でつないでしまいました。チューブはかなり長くなります。伸縮をチューブの材質に任せる形になりますが、テストランでは騒音発生も曲線通過もほぼ満足の得られるものとなりましたが、若干の問題点も残っています。

こちら側からの写真ではチューブの状態がわかりにくい。

こちらから見ると、チューブの中央部が少し垂れ下がり、ギヤボックスの角度に少し影響があるようです。先頭側車輪が少し浮き気味です。
運転ボードのR420を周回します。
よく見るとチューブはおどり気味で回っているようです。
何とか行けそうなメドが立ったので、キハ501も改造することにします。

床下機器配置を実物に合わせて変更しているので、製品のままのキハ14とは異なります。モーターはキットのままマシマモーターです。
テストランでR353を通してみましたが、ポイント部分で分岐側へ入るとき、トングレールにひっかかって乗り上げ脱線が発生しました。これは車輛側ではなく、ポイントのトングレールをヤスリで整形して対処しました。
TILLIGの道床付線路はTT規格の標準軌線路であり、それをゲージがほぼ同じというだけでHOn3.5に使っているため、ポイントの通過では多少の問題が発生するのは仕方ないです。それを何とか通過出来るようにするのも楽しみのウチです。
TILLIG線路の特徴を生かし、左側通行のスプリングポイント状態にして、分岐側へ入りながらエンドレスを周回できるようになりました。

キハ501はトレーラーのハフ32を連結してD101で制御、キハ14はジャンプ制御でTomixパックのコントロールに設定。エンドレスに待避線二つを使って行き違い運転をしてみました。
有効長が短いので、なかなかスリルあります。危なくなったら、先に駅へ入った方が停車です。