アサーンのF7ですが、カプラー交換と連結面間短縮をやってみました。
裏返してみると、ネジは最後まで締まっているのですが、ポケットが完全に固定できずに動いてしまいます。ネジの長さがわずかに長いようです。
カプラー本体は茶色のプラ製、復元はヒゲバネタイプですが、ナックルはコイルバネです。ネジは2mm径でなく、2.16mm径でインチネジでしょうか。
A-B間のカプラーを kadee#148 に交換しました。ワッシャをはさんでネジを締めたらポケットは固定できました。
この状態で運転ボードでの逆行推進運転をしてみると、やはりBユニットの前部台車(前進時は後部)がポイントで脱線します。フライシュマンのポイントなので、車輪形状なども関係してくる可能性があります。
脱線問題はひとまず置いて、連結面間短縮加工を試してみます。
初めは作業しやすそうなBユニットで、車体を開いて台枠をはずしました。
ギヤカバーのようなものが台車の抜け止めになっているので、これをはずすと台枠から台車がとれます。ついでにブレーキシリンダもとれてしまいました。(汗)
元のカプラーとカプラーベースはこんな感じ。車体内側に引っ込んだところに穴をあけられそうです。
3mmほど内側に新しく取付穴をあけますが、1.6mm径で3mm深さ程度の袋穴です。貫通させると台枠が弱くなる可能性もあるので、実用上使用可能な程度にしておきました。2mmタップでネジを切っておきます。タップは袋穴用に加工したものを使いました。
2mm径ナベ頭ネジで取り付けました。
ブレーキシリンダは0.3mm径真鍮線を差し込んでつなぎました。
台車を組み付けて、台枠を車体へはめ込みます。
Aユニットも工事を行います。カプラーをはずしてから車体をはずします。
連結側だけに加工を行いました。kadee#148を取り付けます。
A+Bの状態です。間隔は18mmくらいになりました。元の状態を測ってなかった。
3mmずつとして両側合わせて6mm程度短縮になった計算です。
【追加】
ポイントでの脱線に関してですが、状況をよく見ると乗り上がりを起こしているようです。Bユニット台車の輪軸を調べると、バックゲージが14.58mm程度あります。規格値内ではありますが、フライシュマンポイントの通過には限界に近いのかもしれません。KATOのRSC-2の輪軸を測ってみると14.44mm程度になっています。
で、何か対策を考えてみると、この輪軸はパイプ押し込み式のはずです。ゆるんで拡がっている可能性も考えられるので、台車を分解して車輪を両側から手で挟み込んでみました。押し込むと13.5mm程度まで入ってしまいます。これでは狭すぎなので、ジワジワと拡げて14.3mm程度にしておきました。フレがある可能性も高いですが、それなりの製品ということで妥協しておきます。
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こちらポイント側もトングレール先端を若干整形調整しました。
まあこれでフライシュマンポイントも通過できるようですが、カーブポイントはテストしてないのでわかりません。
RTRの完成品ではありますが、製品そのままでこちらの運転状況をクリアできるとは行かないようです。