以前に製作した電池式パワーパックですが、少しの改造を考えていました。材料は仕入れていたのですが、しばらく放置していた作業を行いました。
改造前の現状です。改造点は電源スイッチと投入表示の一体化、電圧計の取付、出力端子の位置変更などです。ケースの加工が主体で、動作回路は大きな変更ありません。
現状品を分解して中身を取り出し中。
新しいケースに穴あけをして取付中。電源スイッチはLED内蔵一体型のシーソースイッチに変更。出力端子は高さを少し上げて電池ボックスの出し入れをしやすく。小型のデジタル表示電圧計を取り付けます。
電源スイッチの取り付けは角穴をあけて押し込み。デジタル電圧計の取り付けネジは2mm径×15mm長くらいが良いようですが、手持ちががなくて20mm長の皿ネジで取り付けています。
デジタル電圧計は12Vにつないで点灯するとかなり強い発光なので、適当な抵抗を入れて見やすい明るさに調節しました。
無負荷で可変抵抗を右へ回し切ると、電圧計はちょうど12Vの出力表示です。この電圧計は逆極性の表示ができないようなので、逆転スイッチの前に入れています。そのため逆転スイッチ中立位置でも電圧計は上がります。
電池の充電具合にもよりますが、1.2Vニッケル水素蓄電池10本直列接続で電圧をテスターで測定すると13Vありました。回路内の電圧降下が1V程度あるようです。
実際に運転してみました。運転ボードのNゲージ京阪3000系列特急です。
走らせると無負荷に比べて出力電圧は下がります。ここでは10.9Vまでとなりました。これでもかなりのスピードが出るので、良好な値が出ていると思われます。
過電流回路のテストもしてみました。出力をショートし、最大出力にして逆転スイッチを投入すると電圧が0.8Vくらいになります。
10秒くらいでポリスイッチが動作して制限電流値になり、回路が動作しなくなります。電源スイッチをオフにして再投入すれば復帰します。運転中のショートなら原因を取り除いてからですね。