KATO 3灯式自動信号機Sセット の動作テストつづきです。
単線で2本の信号機を向かい合わせに接続してみました。
走行用電圧をレールにかけていないと、両方ともGで点灯します。
写真では見えていませんが、手前側もGで点灯しています。
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点灯状態を動画で撮ってみました。走行電圧を少しかけて、逆転スイッチを操作すると、走行方向に応じてGとRが切り替わります。
どのくらいの電圧で動作しているのか測定してみることにします。
自動信号機電源の動作を探ってみます。スリットから中をのぞくと、3端子レギュレータのようなものが見えます。アクセサリー電源出力をもらって、レギュレータを通し、3分配してコネクタに出力しているものと思われます。
自動信号機電源の出力を測ってみました。アナログテスタで12.5V程度の電圧が出ています。このパワーパックからのDCアクセサリ出力はDC12Vと表示されていますが、テスタで測定すると14.5V程度が出ていますので、自動信号機電源のレギュレータで安定化と若干の電圧降下があるという動作のようです。
アクセサリアダプタをKATOパワーパックからはずして、乾電池電源パワーパックにつないでみました。説明書には自動信号機電源は「DC12V固定可変入力不可」と表示されています。しかし12V出ていなくても点灯は可能なようです。
どのくらい電圧があれば信号機が点灯するのか試してみました。7.5V程度で点灯が可能ですが、輝度は少し落ちているようです。
そこで自動信号機電源の電源に006P乾電池を使ってみました。問題なく点灯します。
自動信号機電源の中身を考えると、信号機からの赤黒線を並列で束ねて乾電池につなぐだけでも点灯可能ではないかと思われます。コネクタを切って実験するのはリスクがあるので今回はやっていません。
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信号機のセンサーの動作を確認してみました。センサー横のレールが+のとき、すなわち対面で進行するとき、センサーと+側レールをショートするとRに変わります。走行電圧をかけないと、ショートしてもRに変わりません。
背面から進行するときはR現示になりますが、少し電圧をかけないとRになりません。この写真では信号機側+、センサー側ーで1.5Vの走行電圧をかけていますが、G現示のままです。
わずかに電圧を上げて1.6VにするとR現示に変わりました。ダイオードの動作電圧が関係しているようです。
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信号機電源は006P9V乾電池、パワーパックから2Vの走行電圧をかけて実験、センサーとレールをショートし続けるとR現示のままです。長い編成でも通過中はRを保つようですが、プラ車輪貨車の長編成ではどうなるか。背向のR現示の電圧も実験。