二ヶ月ほど前にワークスK氏から譲り受けた貨車をそのまま放置していたので、様子を確認してみることにします。
アサーンから1999年発売、Model Railroader誌の創刊65周年記念貨車です。
Model Railroader 65 Years, 40' wood side boxcar
木造40フィートボックスカーに記念塗装レタリングを施したもの。
こちらワークスK氏の記事を見ると、金属製輪軸、ケーディカプラーになっています。譲り受けたものはホーンフックカプラー、プラ車輪となっています。複数所有されていたものの1両を譲っていただいたことになるのでしょうか。
ワークスK氏に倣ってカプラーと輪軸を取り替えることにしましょう。裏返してカプラーの押さえ金具をはずします。取り付けるカプラーはヒゲバネの#148です。そのままカプラーポケットにはめて押さえ金具を押し込めば交換終了。
さて、問題は輪軸です。アメリカ型用交換輪軸の在庫を探すと、インターマウンテンとかReboxxなどは空のケースだけで、NWSLの/64系輪軸が出てきました。これしかないのでとりあえず交換しましょう。
37691は機関車用なので使えないとして、37667と57617のどちらを使うか…。
NWSLの資料を開いてみました。4種類に分かれているんですねぇ。37667も57617も/64treadですが、37667はP:87規格でscale flangeways向けということです。また37667は軸長が24.5mmでアサーン台車には短いかも。
型番57617というのを付けることにします。 NWSLでの分類ではP:HO、軸長1.015"なのでアサーン台車に合うかな。
輪軸を並べて見ると、上がプラ車輪金属軸の/110、下が金属輪軸の/64です。見たところ/64の方が車軸が長そうに見えますが、Wheel Width が異なるので測ってみないとわからない。
元アサーン製輪軸は軸長26.03mm。
NWSL#57617は軸長25.89mmで、0.14mmほど短めです。少し車高が下がるかもしれませんが、走行に影響するかどうか。とりあえずそのまま取り付けます。
資料を見ると57617はFits:Athearnと記載されています。台車側の軸穴精度にバラツキがあるようなので、ピッタリといくかは?
片絶車輪なので一応右側+集電配置にしておきます。嵌め変えるだけなので、作業はすぐに終了。
元の輪軸でも左右のガタがあったので、それが増えた感じはあります。ピボット先端は効かなくて、軸穴斜面で支える感じになっているでしょう。線路に乗せるときは車体が下がります。
見かけには実感的な輪軸となりましたが、はたして走行はどうなのか。
この車輪に適合した線路は敷いてないので、運転ボードのフライシュマンのゆるいHO線路を走らせてみます。ポイントはOOののハイフランジも走れます。
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こちら連結方向や運転方向、運転速度など、いろいろ試してみて何とかエンドレス周回させることができました。フライシュマンのポイントでは、ほとんどの場合脱線してしまうので、最適条件になったときだけ周回可能ということでしょう。