本日の郵便受けに幅一杯の郵便物が入っていて、取り出すことができませんでした。受けへ投入する側よりも取り出す側の方が開口部寸法が小さくて、引っ張り出すことも困難なので、両側を開けて投入側へ押し出して何とか取り出しました。
いつものクロネコDM便宛名シールが貼ってあったので機芸出版社とわかったのですが、差し出し人が記載されていないのは困ります。
中身はTMS2月号と、読者プレゼントで第一希望にした阪急電鉄の本でした。直接購読者にプレゼントをするというので、申し込んでおいたものです。本自体はRMMと同じサイズです。TMSには菊地さんの西日本鉄道9000形製作記が掲載されていました。
ところで、表題の「台車枕梁の変形」ですが、TMSの102ページ「私の鉄道から」に掲載された記事のことです。以前から模型車輛の運搬輸送時に、台車枕梁の変形がおきることは経験があり、昔ブログに書いたような気もするのですが、雑誌記事に投稿されたのは今回が初めてではないかと思われます。
実は自分の京阪700形を記事にする際、雑誌社へ預けたときは手渡しで預けたのですが、返却は宅配荷物で行われました。このときに箱から出してみると、やはり台車枕梁の変形があったのです。ブログネタにするか、クラブ掲示板ネタくらいにするか…と思って一応写真を撮っておいたのですが、送り返してくれた雑誌社のことも考慮して掲載することなくすぎてしまいました。
2016年11月18日に戻ってきたときの状態。
台車枕梁の変形が見られる。
分解して台車をはずしたところ。
TMS「私の鉄道から」記事写真よりはマシな変形。ペーパー車体のためか?
輪軸は簡単に抜けてしまう。
台車側梁は開いた状態。
今回はそのまま指でグイと曲げ戻してしまいました。枕梁の補強などはしていません。
この作業をしてから棚へ戻して11月18日のブログ記事を掲載したのです。最後に書いた「少し整備して」の内容がこれだったというわけです。
このような台車枕梁の変形は、車輛を箱の中へ縦方向(通常の走行する状態の方向)へ納めて運搬するとおこりやすくなるようです。運送時に上下の振動を受け、枕梁センターピン穴の部分が弱くなっているところへ力が集中して変形すると思われます。台車によってはセンターピン部分を円形に膨らませて強度を持たせているものもあり、その場合は多少なりともリスクは低減すると考えられます。
直線状の枕梁を持つ台車をすべて補強するのも大変な作業なので、運転会へ持ち運びする場合は、車輛を寝かせて箱に入れるか、箱を寝かせる方向に積載かして、枕梁に上下方向の力が集中しないようにするのがよかろうと考えられます。また箱の中で車輛が動かないようにするのも重要です。箱に線路を敷いて車輛を置くと防げる可能性があるのかもしれませんが、実験で比較したデータなどありませんのでわかりません。IMONの箱のように下にプラの板を敷いたものは、縦方向で運搬してもどうなのか、などなど考えつきますが、運搬機会のあるときの課題としましょう。
タグ:運搬