簡単には終わらない、線路基板の製作続きです。ポイントの制御をDCC化します。
TILLIGのポイントマシンです。見かけではコイルが二つ入っていて、3本リード線で黒がコモン、赤と緑が転換方向に対応する線です。
取説の接続図を見ると、転換方向の表示灯が接続できるようになっています。外側のケースからは見えないしくみが入っているようです。
どうなっているのか、ケースを分解してみました。ハメコミだけで組んであって、簡単なロックがあるだけなので、少しコジて引っ張ればフタがはずれました。コイルが二つあるのは良くわかります。その下に基板のようなものが見えます。
鉄心というか可動腕を上げてみました。中にはわりと複雑に仕切られた基板があり、裏側に接点がついています。この接点がコイルの励磁方向へ動いて、接点が入切されるようです。良く観察すると、励磁されて鉄心が動いた側の電流がオフになり、反対側のコイルが導通状態になるしくみです。そこへコイルが励磁されない程度の微弱な電流を流して表示灯を点けるしくみのようです。
コイルは三線式で使うのですが、DCCで転換するにはダイオードで極性転換二線式にしてしまうのが簡単です。その先にDigitraxのDS51K1を取り付けることにしました。ポイントマシン内の接点を表示に使えないかどうか検討しましたが、デコーダ出力側へ電流が回り込むようなので、とりあえずDCCでの転換だけ行うことにします。
右側からポイントマシンの配線が三本出ています。真ん中の基板にダイオードをセットして二線式極性転換式にしています。DS51K1の灰橙線を底へつないでいます。左側の基板はレールからDCCラインを取り出し、DS51K1の赤黒線を接続しています。
DCS50Kで転換テストをしてみました。
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配線部分にシナベニヤの残りでカバーを付けました。