客車の連結器交換を続けます。
12系お座敷客車「白樺」です。ペーパー車体、木製屋根、プラ床下機器、ダイカスト台車枠、ドローバ連結器という仕様です。1978年11月竣工で1987年に白樺へ改造されている。最初に製作されてから40年以上経過しているが、大きな劣化もなく使用することができます。しかし、初期製作は一人1両割り当てで製作されているため、枕梁や連結器高さなどの管理がゆるく、ドローバーなので連結できているようなところもある。
KATOカプラーの組み立て中。左右の復元バネをポケットに嵌めるのですが、この作業がなかなかやりにくいのです。
ポケットにはめたバネの間にカプラー本体をはめ込んでフタをし、四隅をはんだごてで溶着しておきました。ねじをはめておかないとカプラー本体が抜けてしまうことがあります。
作業中。
高さ確認中。編成両端はkadeeがついているので、KATOカプラーは編成内連結面だけで高さを合わせました。連結器中心高さが11mmになっています。kadee標準高さ10mmより高いですが、1/80的には縮尺通り高さになっています。車端内部の組み方や枕梁、床板、補強角材などの寸法が各車いろいろで、高さ合わせ工作に手間がかかりました。
6両編成、交換終了。
しかし、KATOカプラー同士はなかなか自動連結してくれません。ぶつかると逃げていくことが多く、両方を車輛を手で押さえて連結しようとしても、ナックルは開きますがかみ合わずにまた逃げてしまいます。枕木方向に揺らしたりして、やっとつながるという感じで、持ち上げなくても良いところはあるのですが、連結作業が気持ちよく改善…とまでは行かない結果になっています。やはりKATO車輛専用仕様なのかなぁ。