2019年06月06日

更新情報

高急グループWebページの更新を行いました。

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高急グループ→鉄道模型→模型工作→輪軸と線路の研究 です。研究と云っても今のところ各部の測定値を記録しているだけです。

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線路のページを追加しました。 しかし、研究と云うほど、線路の種類を置いているわけではありませんので、今残っているモノだけ記録しておこうという程度です。

とりあえず16.5mmのポイントから。
20190606r.jpg
ATLAS HO Right Hand Turnout
レール:CODE 83
フログ:4番

 G:16.7mm ○
 C:15.3mm △
 S:14.0mm △
 F:1.3mm ○
 H:1.2mm ○
 P:14.9mm ○
アトラスのHOスタータセットという線路だけのセットに入っているポイントです。正確な番手はわかりませんが、4番よりもキツイようです。これも微妙なところでS-3.2規格からはずれているポイントです。枕木は2〜4本おきに長くなっていきます。手動で転換できる装置がついています。

20190606s.jpg
KATO HO UNITRACK
レール:CODE 83
フログ:6番

 G:16.8mm △
 C:15.2mm ×
 S:13.6mm ×
 F:1.62mm ×
 H:1.3mm ○
 P:14.9mm ○
KATOのユニトラック6番ポイントですが、トングレールがプレス曲げの古い製品のため、トングレール下の枕木部分にプラ板で補強を入れています。ゲージは広め、フランジウェイも広めに作られており、S3-2規格には合わない項目が多いです。しかし、OOの車両も走れますので16番ゲージ用といえます。HOユニトラックという商品名ですが、パッケージにはHO-GAUGE と表記されており、HOscaleを名乗っていません。KATOさんはHO、HOscale、HO-GAUGEの3つの呼称をうまいこと使い分けて商売してますので、KATOさん的HOとしては構わないようです。

20190606t.jpg
WALTHERS Left Hand Turnout
レール:CODE 83
フログ:5番

 G:16.7mm ○
 C:15.4mm ○
 S:14.1mm ○
 F:1.2mm ○
 H:1.1mm ○
 P:13.5mm ×
WALTHERSのポイントはSHINOHARAの製造です。裏面にMADE IN JAPAN SHINOHARAの刻印があります。SHINOHARA製にしては基本レールの曲線が比較的美しくできているのですが、トングレールが長くてPの値が狭くなっています。フランジウェイは非対称になっています。微妙なところでS-3.2規格からはずれているポイントです。枕木は3〜4本おきに長くなっていきます。

このたった三種類のポイントは、厳密にはS-3.2に準拠していないので、NMRAのHOを名乗ることはできないでしょう。WALTHERSブランドのシノハラ製はPの狭いのは見かけは実物らしくないですが、模型走行に余り影響無さそうなので「準拠していることにしておこう」くらいは許されるかな。安くて便利なKATOポイントがNMRA Standard HO規格に全く準拠してないのはフログの見かけだけでもわかります。1/80日本型の狭幅車輪に対応するより、欧州の広幅車輪に対応する方が重要なのでしょう。しかしNEM110のフランジウェイmax1.3mmを超える1.6mmフランジウェイは何でしょう。NMRA S-4.3のDeep Flanges のT値は1mm以下なので、その対応でもなく、やっぱりOO規格対応でしょうね。あ、OOの輪軸規格ってどこかにあるのかなぁ。

三つの製品では「NMRA Standardに準拠したHOの線路がないこと」について言及することはできませんが、三つとも「NMRA Standardに準拠したHOの線路ではない」ことは確かなようです。

2019年06月06日 23:00 | コメント(2) | お知らせ