2020年02月06日

街道を行く京津線

びわ湖鉄道歴史研究会へ参加しました。会場は大津市生涯学習センターです。
今日は寒い日で雪がちらついています。久しぶりに前頭車に乗ったので京津線の勾配票を撮ってみましたが、雪が舞っていてうまく撮れていません。

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先に太秦天神川行きが来ました。  810F 京阪山科駅

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京阪山科駅を浜大津へ向けて出発。 5‰の下りがあります。

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10‰勾配で四宮駅へ入りますが、構内はLかどうかわかりません。

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四宮を出発。水まきが作動中のポイントを通ります。

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四宮〜追分間、京滋県境に立つ28.6‰勾配票。

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追分駅を出発。 わりと直線ですが38.8‰勾配。
なお京津線が京津電気軌道として開業時の追分駅は、向こうの踏切手前付近にありました。国道161号線西大津バイパスの用地確保のため、線路を若干北側へ移設されることになり、昭和54年(1979)9月に新線へ切り替えられています。この写真の線路は切り替えられた新線となるので、以前はもう少し右側(南側)を走っていたことになります。

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追分−大谷間です。名神高速道路をくぐって左へR100で曲がります。40‰勾配。
京津電気軌道の大正元年(1912)開業時、先に開業していた明治13年(1880)7月開業の京都−大津間の官設鉄道東海道線は大宅−音羽−追分−大谷−旧逢坂山隧道−馬場のルートを築堤で通っていました。京津電軌と旧東海道線がこの写真のところで交差するわけですが、東海道線の下を京津電軌がくぐることになるので、築堤を開削して通したのではないかと考えられます。名神高速道路を支えている石垣部分は、旧東海道線が使っていたものと思われます。その後大正10年(1932)東海道線は東山トンネル−現山科駅−新逢坂山トンネルのルートとなり、大宅−追分−大谷ルートは使われなくなりました。その跡地を名神高速道路が利用しています。

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追分−大谷間です。わりと直線で40‰勾配が続きます。ここで少しゆるくなって20‰です。
開業時の京津電気軌道はこの付近併用軌道でした。国道整備事業で昭和7年(1932)専用軌道になりました。左は名神高速道路ですが、元は官設鉄道東海道線線路跡です。石垣は東海道線路盤跡でしょうか。

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追分−大谷間です。40〜35‰勾配が続きますが、電車なので問題なく登ります。
このあたりでは石垣はなくなり、名神高速道路の筐体が続きます。官設鉄道東海道線は谷の下へ掘り割りで敷かれていました。京津線の方が上になっています。

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大谷駅停車中
35km/h制限のR80で左へ曲がると逢坂山トンネルです。太秦天神川行きがトンネルを出てきました。京津線の地下鉄東西線乗り入れ4両連結運転に対応するため、大谷駅は平成8年(1996)に浜大津側へ移設されています。

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大谷−上栄町間 逢坂山トンネルです。明治44年12月4日貫通。
トンネル内は40‰勾配、出たところで水平になり左へ90°近く向きを変えます。

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大谷−上栄町間 41.1‰勾配です。
この先線路は国道手前で右へ曲がっていますが、開業時は道路まで出て併用軌道になっていました。昭和9年(1934)に国道改修にともなって専用軌道となりました。

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大谷−上栄町間 国道1号と161号の分岐付近です。61.0‰勾配です。
開業時は左側の国道1号線の路上を併用軌道で走っていました。昭和9年(1934)に専用軌道化され、戦後の昭和25年その線路敷を国道1号道路整備へ明け渡して現行線路になっています。京津線の上を越えている国道1号線はそのときに作られました。

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大谷−上栄町間 40‰勾配、R80、35km/h制限で国道1号線をくぐります。

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大谷−上栄町間 国道161号を渡ります。
右側の斜めになっている橋台は国道1号線のもの、その先のレンガ造りの橋台が官設鉄道東海道線のものです。大正元年(1912)京津電気軌道敷設時、この部分の立体交差工事が遅れていたため、工事部分を残して8月15日に、三条大橋−上関寺仮乗降場、上関寺−札の辻間を先に開業してしまいました。12月14日になって工事が竣工し、三条大橋−札の辻間10.0km全線開通となりました。4ヶ月ほどは片側線を使って折返し運転していたのでしょうか??
上関寺駅は浜大津方面は踏切手前左側、三条方面は踏切向こうのお宅の曲線付近にありましたが、昭和46年(1971)8月15日に廃止されています。2両連結運転が進められた時期で、ホーム長さ不足で停車できないことが要因と思われます。

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大谷−上栄町間 国道を渡って40‰ R80です。

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大谷−上栄町間 R80でSカーブが続きます。 水まきも行われます。

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上栄町駅です。 ホーム下に勾配票が…  28.6‰です。

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上栄町−びわ湖浜大津間 路面の併用軌道へ出るところ
33‰勾配、R40、15km/h制限

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上栄町−びわ湖浜大津間 開業時の終点 札の辻乗降場はこのあたりかな。
併用軌道で勾配が変化していますが、勾配票がどこかにあるのか??

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浜大津駅へ進入

研究会の後、次の会場へ向かって、東海道を歩きました。

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ROHMの工場付近です。

乗車記録
醍醐11:49東西線5509山科
京阪山科12:10京津線816びわ湖浜大津
びわ湖浜大津12:26石坂線612膳所本町
京阪石山21:19石坂線614びわ湖浜大津
びわ湖浜大津21:45京津線810京阪山科
山科22:09東西線5111醍醐

2020年02月06日 23:00 | コメント(0) | 京阪