所属クラブのNetMeetingの時に、運転ボードでエンドレス運転を生中継して参加しています。昨夜は1/87・12mmでクモハ123を走らせていましたが、曲線部にかかるところで走りが悪くなっていました。
運転ボードはLアングルをねじで組んだ台枠の上に、50mm厚のスタイロフォームを置いただけの、簡単フラットトップボードです。四隅の柱の下にコロをつけて移動できるような支持方法にしています。
中央部は支持するものを設けてないので垂れ下がり気味になり、四隅から中央へ向かっての下り勾配ができる形になっています。逆に云うと、中央から四隅へ向かっては上り勾配になります。台枠に置いたスタイロフォームも新品時はまっすぐだったものと思われますが、台枠の変形の影響や中央部を物置に使ってしまうこともあって、全体がU字形にたわんで来ているようです。ボード上に敷いたエンドレスは、直線部が低く、曲線部で勾配ができてしまう線形になっています。そこで、たわみの程度を測定してみることにしました。
床からボード上までの高さを測っています。
背景板に向かって右前端で720mmです。
これはほぼ中央部の高さです。715mmくらいです。
左前端部です。720mmです。たわみ量としては5mm程度で、見た目より少ない値に感じます。
長さ<−−900−−><−−900−−>
高さ 720−−−−715−−−−720
900mmで5mmの勾配になってますので、5÷900×100≒0.56%
多めに見積もったとしても1%くらいでしょうか。お座敷運転の凹凸くらいのもので、走行に影響を与えるほどの勾配ではないですね。
ということはクモハ123の走行性能の問題でしょうか。動力はFM-Dが1台ですが、粘着重量不足ということかもしれません。
ところで、ボード側面で測定して計算するとこうなるのですが、実際に線路上で測ってみるとかなりの勾配になっているようです
12mmゲージTILLIG線路の上に、簡易勾配目安器を置いてみました。水準器に目盛りを入れただけなので、勾配計と呼ぶほどの制度はありませんので、「目安」程度です。サインペンで入れた目盛りは2%程度のところですが、この線路上では2%程度まで示しているようです。
そうなると長さは短いとはいえ20‰程度の勾配で、しかもR353の急曲線、しかも逆カントぎみというような悪条件の線路になっているようです。
平面のボードに敷いた線路なので、全体を見ると平らで勾配は関係ないように思いがちですが、局部的には走行には悪条件な線路状況になっているようです。