2021年09月29日

幅の狭い車輪のようす1

OOn3貨車についていた輪軸の挙動を見てみます。線路はTILLIGのH0m道床付組線路です。

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曲線での様子を撮ってみます。R310でゲージは12.1mm程度です。直線線路はゲージが12.0mmなので、スラックはわずかです。

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道床の外側の下に紙を挟んでカントをつけてあります。紙の厚さは0.75mm程度ですが、道床の外端部の下にはさんでいるので、線路部分でのカントは0.5mmもないと思われます。でも、けっこう傾きますね。模型では乗り心地には関係ないので見かけだけです。

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運転ボードに組んだままでは撮影しにくいので、線路ブロックを一つはずして撮影しています。

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バックゲージ広めで幅の狭い車輪です。薄い車輪とも呼ばれます。
輪軸のデータ
ピボット軸プレート車輪
ホイールベース30mm
踏面径8.0mm
車軸長19.8mm
バックゲージB=10.5mm
フランジ幅T=0.4mm
チェックゲージK=10.9mm
車輪幅N=1.6mm
踏面幅W=1.2mm
フランジ高D=0.4mm
内側は踏面がレールに乗っています。外側はフィレットにかかるかと思いましたが、ぎりぎり踏面に乗っていて、フランジとレールの接触はないようです。走行するともう少し外へ寄るかもしれませんが、乗り上げて脱線とか内側が落ち込んだりはありませんので、この輪軸で踏面走行でR310通過できるようです。
2021年09月29日 23:00 | コメント(0) | 1/76