2021年12月17日

連結器研究

Kadeeの研究、続きです。

#705改をもう一つ作ってみました。
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トリップピンの下部をなるべく長めにし、カプラーヘッドよりなるべく前に出るようにしてみました。

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トフの@エンド側へ取り付けました。ハイトゲージに合わせてみて高さ的には良かろうと思われます。トリップピンの形がL形にしてしまったのがどのように影響するか。

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アンカプラー上に置いてみると、ナックルは開きますが、傾く方向の力もかかるようです。

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トフ と ヨ の編成で解放テスト。
横からの動画です。

上からの動画です。

解放動作はできますが、DUに関してはナックルの開きが安定してないので、押していくとまた連結してしまうことがあるようです。

#705の改造、このくらいで終わりにしましょう。

2021年12月17日 21:00 | コメント(1) | 1/87・12mm

2021年12月16日

連結器研究

Kadeeの研究、続きです。

実践あるのみということで、まずはパイプの切断から。

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普通のカッターで転がしながら切りました。

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各種寸法に切ったパイプと、芯に入れる0.8mm径洋白線も適当に切った。

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#705のトリップピンはニッパーで切った。

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左が#705 右は#711

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芯にする0.8mm洋白線をアに入れておいた。

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延長パイプとトリップピン下部をはめ込み。わりと緩いので少しの動作で抜けてしまいます。ロックタイトの#290を少し塗ってみました。

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延長パイプのヘッド側をはめ込み。こちらも抜けやすいのでロックタイトを塗ってみたのがいけなかった。ナックルは最初動いていたのですが、しばらく置いているうちに接着剤が浸透してしまったのか、ナックルは開かなくなってしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

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トフに取り付けて見ました。こちらはナックル固着の方ですが、トリップピンはアンカプラーに引かれて若干は外へ向くようです。しかしナックルは開くような動きにはなりません。


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もう一つ作ってみました。こんどは接着剤を使わずに、パイプを締め付けて止める方法に。しかし、しっかり固定できていないようで、触っているとトリップピンの向きが変わったりします。
トフの反対側に取り付けてアンカプラー上を通過させてみます。


一応はナックルが開きそうな感じではあります。連結してみるためトフからはずして、ヨに付けてみます。

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ナックル可動な方はヨに付けてみました。
アンカプラー上でナックルが動きますが、解放ができるくらいまで開いているかはちょっとアヤシイ。

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ヨとトフの連結でアンカプラー上に置いてみましたが、ナックルが動かないトフの影響か、解放できそうな動きにはなりませんでした。

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動作させてみて分かったことで、トリップピンの高さは良いのですが、上の写真で矢印の部分の長さの違いがナックルの開きに影響するようです。ピンがカプラヘッドからある程度前へ出ていないと、ピンがアンカプラーの磁力に引っ張られてもヘッドが傾くだけで、ナックルを開くトルクとして働かないようです。
ピンの形もかなり影響があるようなので、もう少し違う形で作ってみようと思います。

2021年12月16日 23:00 | コメント(0) | 1/87・12mm

2021年12月15日

連結器研究

Kadeeの研究、続きです。

HOn3用の#705をHOn3.5で使えるかどうか、トリップピンをパイプで延長という案が出ているのですが、ひとまず取説の図面で検討してみます。
Kadeeの#711 Instructions と #705 Coupler Instructions を利用して図を書こうとしましたが、#711 は#714と共通の図を使っており、トリップピンの高さ寸法だけが異なるように書かれています。

20211215c_Kadee_711_inst.jpg
#711 のinstructionのFig11は#714、Fig12は#711を示しているのですが、同じ図を使っています。これでは#711のトリップピンの状態がわかりません。そこで、MODELS IMON サイトの#711を見ると、IMONの著作権入り#711の図がありますので、これをお借りすることにしました。

20211215a_Kadee705_711_a.jpg
 IMONから#711 と Kadeeから#705 の図を借りて、トリップピン下をそろえて向かい合わせで並べ、寸法をmmで入れてみました。#711のカプラーヘッドは#705を左右反転して使用、#711のトリップピンには直線の部分があるので、図面を加工しています。#705のヘッドの方が若干小さいのですが、厳密な尺度は合わせてないので、加工の検討用という程度で見てください。

20211215d.jpg
実物を図と同様に並べて見ました。

さて、#705 をHOn3.5 の高さに取り付けたらトリップピンはどうなるのか書いてみました。
20211215b_Kadee705_711_b.jpg
20211215e.jpg
実物を図と同様に並べて見ました。

#705のトリップピンをパイプでつないで延長し下へ下げるという加工をすることになります。#705のトリップピンはΦ0.8なので、内径0.8外径1.0の真鍮パイプでつないでみるという方法です。#705のトリップピンを長くするにはパイプに入れる直線部が必要なので、曲がっているピンを途中でカットしてつなぐのではなく、少し直線に曲げ直してからカットする必要がありそうです。

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曲げ直しとパイプを並べて見たものです。

それからパイプの中を空洞のままでつなぐと強度的にどうかという懸念も出ていたので、空間を埋める程度の短い線材を入れておく、という方法をやってみようと思います。パイプの長さをどのくらいにするかも難しい要素です。元のトリップピンとのはめ合い長さもある程度必要です。

で、とりあえず作ってみるしかないのですが。

2021年12月15日 23:00 | コメント(0) | 1/87・12mm

2021年12月14日

和歌山のトリセツ本

写真を4枚提供した本が出来上がって、出版社から献本をいただきました。

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地図屋さんの本ですが、歴史書のようなところもあり、街道、鉄道、さまざまな展開を書いています。
4枚に写真はどこにあるのかな?

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紀和駅と和歌山市駅入場券は55ページの紀勢本線の項目。

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有田鉄道DD351は60ページ。

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紀州鉄道キハ604は59ページ。

都道府県別ですでに46冊のシリーズが好評発売中ということなので残るは1冊。
さてどこだ。

2021年12月14日 22:30 | コメント(0) |

2021年12月13日

連結器動作報告

Kadeeの研究、続きです。

#705をHOn3.5で使えるかどうかですが、カプラーの前にアンカプラー線路の整備が必要です。現状ではIMON組線路を加工して#709を取り付けていますが、レール面より下がっているため規格値に合わせる必要があります。

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一旦#709を剥がして内側を掃除、t1 スペーサーを用意しました。

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スペーサーと貼り重ねました。わずかにレール面から出るようになりました。

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HOn3.5用のハイトゲージを測ってみました。トリップピン先端はレール面から0.8mmでちょうどよい位ですが、カプラー中心は0.3mmくらい低めです。
それを意識して使うということにして、今回は現状のまま進めます。

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乗工社トフの#711をつけた状態。0.3mm低めのハイトゲージでほぼ同一高さ。

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寸法を測ってみました。ハイトゲージと同じです。

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トフをアンカプラー上に置いたところ。#711のナックルが開いた状態。

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キワ90に#711をつけた状態。ハイトゲージよりも0.5mmくらいは低くなっています。

20211213d.jpg
高さ寸法的には1mm程度は低いようです。トリップピン先は0.8mm程度でよい感じです。ピンを曲げ直しているようです。

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キワ90をアンカプラ上に置いたところ。

#711テでキワとトフの解放とDU動作


乗務記録
醍醐9:23〜9:50伏見
伏見9:50〜10:11醍醐

2021年12月13日 23:00 | コメント(0) | 1/87・12mm

2021年12月12日

連結器動作報告

12月11日土曜日、所属クラブの NetMeeting 、第86回です。

録画スイッチを設定するのを忘れていて、記録が残っていません。 m(_ _)m


Kadeeの研究、続きです。

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取説によれば、アンカプラー#709の上面はレール上面より1/64"≒0.4mm高く設置、トリップピン先端とレール面は1/32"≒0.8mmの高さですから、トリップピン先端とアンカプラー上面は0.4mmの隙間で動作する規格寸法となります。カプラー中心は9/32"≒7.15mmです。


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黒石のフラットカー完成品を測ってみました。カプラー中心、ピン先端ともよい感じの高さです。
これをハイトゲージ替わりとしましょう。

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ハイトゲージフラットカーを正面から。アンカプラーはレール面より若干低いようです。

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アンカプラーの下にスペーサーを入れてレール面より若干高めにします。


車輛の方はボックスカーとカブースのカプラーを#705に交換し、高さを調整します。

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PSCのカブース完成品はカプラーが低めです。

20211212g.jpg
台車と車体の間にスペーサーを入れて高さを調整しました。
ハイトゲージフラットカーとカブースの連結でもよい感じになりました。

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RailLine のプラキット組立のボックスカーはカプラーが高いです。

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台車と車体の間のスペーサーを交換して高さを下げました。車高を下げるとフランジがフレームに当たるので、カプラーと車体の間にもスペーサーを挟んで下げています。

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高めのボックスカーと低めのカブースを向かい合わせてみました。

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アンカプラーの上で#705のナックルが両方とも開くのを確認。

Kadeeの永久磁石式アンカプラーで解放、DU動作させるには高さの管理が重要ということですね。#705をHOn3で使用しての動作がわかりましたので、HOn3.5ではどうなるか、まだ続きそうです。




2021年12月12日 23:00 | コメント(0) | 1/87・10.5mm

2021年12月11日

連結器動作報告

Kadeeの研究、続きです。
#705の改造の前に、HOn3車輛へ取り付けてアンカプラ上でどのように動くかを確認することにします。

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10.5mmゲージ線路でアンカプラを付けたものがあったかどうか…
取り付けた記憶がないし、さがしてもやっぱり無いわなぁ

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使うアンカプラはkadee#709ですがキャップは行方不明

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黒石線路に取付を考えましたが、道床の加工が大変そうです。

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シノハラ線路に加工することにしましょう。

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枕木を剥がしました。レールの際までとってしまう必要があります。
スパイクモールドは残るかどうかというところ。

20211211g.jpg
キャップがないのでそのまま押し込んでみます。

20211211k.jpg
kadee#714を取り付けたキット組貨車で実験。

まずはそのまま#714同士での連結解放を確認します。

解放はしますがDUで押し込むときに、頭部どうしがかみ合わずカプラ先端どうしが当たった状態で押しています。ナックルがもう少し外側へ開かないと正しいDU動作になりません。

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#714の取付状態を調べると、全体が高めの位置になっており、トリップピンの先の高さもレール面から2ミリ近くになっているようです。線路敷設時の凹凸を避けるためトリップピンを高めに曲げているかもしれません。

20211211m.jpg
とりあえず#714を#705に取り替えてみることにしました。

20211211n.jpg
ゴンドラとボックスカー両車#705に取り替えました。
こちらの二つははトリップピン未加工のままです。

20211211q.jpg
アンカプラの上に持ってくると、少し開く気配はありますがナックルのかみ合いが外れるところまではいかず、解放はできないようです。


両側から押し合ってもナックルが外れるようにはなりませんでした。

第一原因はカプラー取り付け高さにあると思われます。この2両がキット組立車輛で、ポケット自体の位置が規定より高いと思われますが、#714のハイトゲージがないので測ることができません。
他の完成品車輛と比べてみるのが良さそうです。

2021年12月11日 23:00 | コメント(0) | 1/87・10.5mm