2022年05月17日

キハ07運転室

キハ07のことに戻します。レイル122号83ページの写真をお借りします。

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キハ07 41の運転室写真
配管の立ち上がりが物々しいです。ブレーキは電磁自動になっているようです。
よくわからないのが、右上の箱の上面についているレバーハンドル類です。
大きいレバーがスロットルでしょうか、右側は逆転器でしょうか。
スロットルは足踏みペダルだというのを何かで読んだこともあって、この07では三つのペダルがあります。左からクラッチ、笛、スロットルの順で右に変速レバーがあるという感じでしょうか。

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江若鉄道 キハ20 運転室 1967年1月15日 浜大津
三井寺下へ写真を撮りに行ったときに、浜大津−三井寺下間乗車した列車です。発車前に撮ったと思われます。
江若のキハ20は元国鉄キハ07 9←キハ42508←キハ42047
メーターパネルが取り付けられて圧力計が整然と並んでいます。
左端がブレーキ弁ハンドル、その右がスロットルレバーで前後というか扇形に動かすタイプ、その右が変速レバー

メーターパネルは江若で整備取付したのでしょうか。
国鉄の07とは違って見やすくて扱いやすい配置になっていると感じます。

この頃の電車たちでもメーターパネルがなくて配管むき出しの運転室が多かった中で、江若の気動車は機械式でもスッキリした運転室だったと感じます。
2022年05月17日 23:00 | コメント(0) | 実物鉄道一般

2022年05月16日

マッハ模型残念です

公式Webページへの掲載で閉店が発表されています。

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5月16日付の更新になっているので、今月発売の6月号雑誌に掲載されるのかな。
TMS5月号の広告スペースは小さな枠になっているようです。

会社組織になっていたので、井川氏兄弟からうまく移行できているものだと考えていましたが、長く続けるのは難しいものですね。三代続いたら老舗というくらいの状況です。
自分個人としては1/87主体になってから、模型店店舗自体にあまり行かなくなっていました。それでもコロナ禍前は月1回くらいは行って、あてもなく塗料を買ったりはしていたのです。京阪の宇治伏見ワンデイチケットの価格が上がってから、行く頻度が減ってしまいました。

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写真の塗料は一部で、あと引き出し二段分はあるかな。未開封40年モノとかもあると思います。振ってみて音がするのはそのまま置いてます。

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オリジナル製品もそれなりに予備はおいている。

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正月にいったら、こんなのを入れてくれていた。16年前のまだ使っています。
C53のはいつのだろう。

円町、宇治、天六、千林、八条口…関西の鉄道模型取扱店は、少しずつだけど次々に閉店になっていってます。営業的なことよりも、店主の高齢化による後継者難が多いようです。

自分の趣味の終わり方も考えていかないと…
2022年05月16日 23:00 | コメント(2) | 模型一般

2022年05月15日

大津っ子まつり

5月14日土曜日、所属クラブの NetMeeting 、第113回です。

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コアタイム開始時間を20時30分に戻したのですが、21時認識の人もいたようでした。


5月15日、大津市皇子が丘公園体育館で開催された第38回大津っ子まつりへ行ってきました。「大津の京阪電車を愛する会」の活動です。

JR湖西線の新快速で大津京駅で下車。京阪踏切を渡るときにたまたま撮影。
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京阪石山坂本線 707−708 京阪大津京−近江神宮前
漣踏切には駅がありました。

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会場の体育館

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おおつっ子ちゃんというキャラらしい

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準備中です。クイズに答えると京阪電車の景品がもらえる。

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第二部(午後)の開会式 市長挨拶 背後は参加団体のポスター

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何のブースかちょっとわからないかも。

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15時で終了。帰りもJRで。

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サンダーバード27号通過  大津京駅

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乗車する普通電車 京都行 117系6連


乗車記録
醍醐11:34東西線5606山科
山科11:50湖西線新快速サハ223-2159大津京
大津京15:21湖西線モハ117-314山科
山科15:36東西線5116醍醐
2022年05月15日 22:00 | コメント(0) | お出かけ

2022年05月14日

キハ23の方向転換

江若鉄道の実物の話になってしまって、模型はまったくできていませんが。
07形でキハ23の方向についても気になるところです。

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江若鉄道車輛五十年 P125 キハ23 昭和40年1月の姿 三井寺下

DRFCのサイトに書かれていた藤本哲男氏の解説
元国鉄キハ072(キハ42221→42501)で、昭和38年2月9日付遠江二俣区で廃車になり同年中に譲り受けている。
昭和39年12月2日とほぼ1年後の40年11月29日に撮影しているが、エンジンはもとより運転台機器、ヘッドライトがなくキサハ状態であった。譲り受け時よりこのような状態であったのか、入線後間もなく何かの事情で取り外したのか、今でも疑問に思っている。 

三井寺下留置線の東側民家を背に、西側から撮った写真と思われるので、左が近江今津方、右が浜大津方です。昭和40年1965年の時点ではエンジンが搭載されておらず、浜大津方を前位にして使用されていたようです。

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江若鉄道車輛五十年 P125 キハ23 昭和42年4月の姿 近江今津
左側が終端なので右が浜大津方、DMH17Bを搭載し前照灯も装備したキハになっています。車体を見ると中央扉戸袋が今津方に向いているので、今津方が前位になっています。
エンジン搭載時のときにでも方向転換を行ったのでしょうか。

江若の07形キハ18〜22は今津方前位で揃っていたので、キハ23も合わせるというようなことが行われたのかもしれません。江若内では07を方向転換できるような大きさのターンテーブルはないので、線路がつながっていて近くで方転できそうなところといえば梅小路機関区のターンテーブルか梅小路デルタ線くらいかなと思われます。エンジン搭載工事を向日町の大鉄車両でやったとすれば、そこで方転できたのかもしれません。


いずれも推測で、いつどこで方転?、というのはもうわからないのです。


2022年05月14日 23:00 | コメント(0) | 実物鉄道一般

2022年05月13日

キハ5121の図面書換

江若鉄道キハ5121の図面を書き換えてみました。

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図面画像を加工したものです。中央扉の戸袋窓と裾下がりの方向を合わせました。

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エンジンの向きと駆動軸もキハ18と合わせて浜大津方にしましたが、5121の床下写真は撮ってないので確認はとれません。


2022年05月13日 23:00 | コメント(2) | 実物鉄道一般

2022年05月12日

キハ5121の図面について

日付遊びではないですが、たまたま5月12日です。

江若鉄道の事故画像の関係でキハ18と19について調べていたら、どうも図面がおかしいのではないかという案件に当たってしまいました。
鉄道史資料保存会発行の「江若鉄道車輛五十年」という本ですが、図面と写真が掲載されています。その中のキハ18から改造されたキハ5121の図が実車と一致しないということです。

江若の07形は入線時の向きが今津方が前位になっています。中央扉の戸袋が今津方にあり、駆動軸が浜大津方にあるということです。

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キハ18の図面 左が今津方 右が浜大津方

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近江今津駅で撮影されたキハ18の写真 中央扉戸袋が今津方
実車と図面は一致しています

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キハ18を片運改造いたキハ5121 運転台が浜大津方
今津方運転台を撤去して切妻化改造
キハ18の写真と同じ向きです

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キハ5121の図面 左が今津方切妻 右の運転台が浜大津方
中央扉戸袋が浜大津方になって、エンジンが逆向きになっています。
実車と一致しないです。
まさか改造時に方向転換?
いやいや、現車がキハ18時代と同じ向きなのだから図面がまちがっています。

キハ19を改造したキハ5122はどうでしょうか。
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浜大津で撮影されたキハ19の写真 右が今津方で中央扉戸袋がある前位になっています。
07は車体中心で線対称なので、反対側も今津方に中央扉戸袋があります。

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キハ19の図面 左が前位で中央扉戸袋は今津側 右が浜大津側

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キハ5122の図面  キハ19の浜大津側運転台を撤去切妻化しています。

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三井寺下で撮影のキハ5122の写真 運転台は今津側で今津側に中央扉戸袋
実車と図面は一致しています。

本の図面は、おそらく会社作成の竣工図を使っていると思われるので、キハ5121の竣工図がまちがっていた…?

廃止されて50年以上経ってから、こんなことに気付いている始末です。

2022年05月12日 23:00 | コメント(0) | 実物鉄道一般

2022年05月11日

キハ07の横転事故

レイル122号キハ42000の本を少し読み進めました。
41ページに国鉄宮原線で発生した衝突横転事故の写真が載っています。

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1967年4月7日の事故で、キハ07は燃料タンクを上にして横転しています。すでにディーゼル機関に交換されたあとのことで、幸いにも燃料火災には至ってないです。台車や駆動系に損傷無く横転しただけなら燃料タンク損傷はなかったのだろうかなと思われます。

ところで、このような国鉄の事故の9年前に同じような横転事故が江若鉄道で起こっていました。

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鉄道ファン310号 1987年2月号 109ページ
1958年4月18日 西尾克三カ氏撮影
江若鉄道 北饗庭−近江今津 遮断機警報機なしの無人踏切でのトラックとの衝突事故
写真は右下方向が近江今津で左奥が北饗庭駅から浜大津方向
DD1351+キハ14形が救援に来ているようです。

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地図に書き込んでみました。撮影は近江今津方から浜大津方向へ撮られているようです。

この事故のことは江若関係の本ではあまり書かれていないようです。事故車両が何番だったのか、車輛の変遷などが書かれた本でも触れているものは見かけないようです。
江若鉄道にはキハ18〜24の7両もの07形が活躍していましたが、入線時期はかなり幅があります。事故の起こった日1958年4月18日の時点で在籍していた07形は、
キハ18←1953年自社整備←1948年事故廃車キハ42054←1937年日車
キハ19←1956年長門鉄道キハ11←1949年国鉄キハ42017←1936年日車
この2両だけです。キハ18かキハ19のどちらかが横転事故に遭っていたということになります。

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車輛の部分だけを大きくしてみました。車番がはっきりと読み取れないですね。
キハ18と19の違いは、19の窓には保護棒が付いていたということです。長門鉄道時代に取り付けられ、江若でもそのまま使用されていました。この写真の車輛では保護棒は確認できないのでキハ19ではない、ということで事故車はキハ18であろうという分析です。

キハ18は1948年(昭和23年)3月5日付けで事故により廃車になったキハ42054の車体を購入して自社で整備の上1953年(昭和28年)に竣工しています。事故廃車から復活したのに、またもや事故に遭うという歴史を背負っていることになります。この横転事故でどの程度の損傷があったのでしょうか。写真では中央ドアがはずれかけているようですが開いてはいないですね。乗客はどこから救出されたのか。下になった側は窓ガラス割れはあるでしょうね。
しかし廃車になることなく使用され続け、1966年には今津側切妻に改造されて5121号になってています。
床下機器をよく見るとラジエータが07形と異なるように見受けられます。07形では車体中央にレール方向で取り付けられていますが、この車輛では枕木方向にあって04形のようになっていると思われます。自社整備で復活しているので、そのあたりの違いが出ているのかもしれません。

2022年05月11日 23:00 | コメント(0) | 実物鉄道一般