先日全車輪集電改造整備の終わった井笠ホジ101ですが、箱に入れるときに思い出したのが上下逆収納のことです。
8月のJAMで国際会議場駅から会場へ向かうときに、馬場富士夫氏と一緒に歩く機会があり、車輛の運搬のことを話していました。自動車で運ぶと、箱に入れていても振動でボルスタに負担がかかって曲がってしまうことがある、という話で馬場氏もその経験があるということです。それを防ぐ方法として車輛を上下逆に入れて運んでいるということを聞きました。
箱収納の機会にこれを試してみようというわけです。
通常は台車を下、屋根を上にして箱に入れているので、台車の下に敷紙をいれているのですが、そのまま上下逆収納ではヘッドライトなどで不安定になるかと思われます。箱の中なので倒れてしまうことはありませんが、できればベンチレータやライトに影響がないように敷紙を作ってみました。
3mm厚スチレンボードがあったので、それを切って敷紙の上に貼り付けています。屋根肩部分で支える形になり、ヘッドライトはわずかに浮いている状態です。
全体はこんな感じです。ボルスターに車体重量をかけず、運搬時の振動もボルスターで受けないので、変形したりの影響が出にくいと思われます。
薄葉紙に包んで箱に入れています。通常方向で入れる時は後から前後方向を固定する詰め物を入れていますが、上下逆収納ではそれが入れにくいです。
運転会などで収納するときに時間がかかるようになると思われます。
この方法では上下逆収納用敷板を車輛に合わせて用意する必要があるので工作作業が増えてしまいます。
簡略にやるなら通常方向に入れて箱を裏返して運搬する方法もありますが、その方法で問題発生はないのかどうか。
いろいろやってみるしかないかな。