津軽鉄道の客車のデッキドアについて、廣瀬氏からコメントをいただきました。ありがとうございます。
以下コメント複写
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デッキ扉の件、商業誌では、見た記憶は無いですね。
ただ、某大学鉄研会報の20号上巻p37に扉に関する記述が有ります。ガリ版刷りで、切った人間が下手だったので、大変読みづらいかと思います。23号にも補遺が有り扉の記述はp26に有ります。いずれも、機関区長さんからの聞き取り調査です。ヤマさんの書架に有るはずですよね。
要約
入線後直ぐに外されていたが、諸事情により1978.3.31〜4.10ぐらいに外注製作、1978夏時点では、設置されていたが金具で固定されていました。79年夏の時点では、諸問題が発生して取り外されていた。現在、大宮で保存されているオハ31に扉はちゃんとついていますが??? ですね。
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某大学鉄研会報誌はあるのですが、津軽鉄道のレポートがあったとは存じ上げませんで失礼しました。書架というか奥の方に押し込んでしまっていた保存誌を取り出すことにしました。
順番になってないようだったので、全部取り出してきました。
自分が保管している範囲では、これが最後の発行になっています。
20号上巻が見つかりました。23号も探し出しました。
記事を読んで、23号の補遺の方に「諸事情」にあたるかなと思われることが書かれていました。竣工図にはドアが書かれているので、そのあたりはどうなんかなと思っていたら、所管庁から指摘は受けていたのですね。オープンデッキ車両もまだあった時代?とすれば、この状態で運行することができたのでしょう。
津軽鉄道 オハ31 2 五所川原 1974年9月4日撮影
1983年まで使われていたそうです。
芦野公園で保存されている写真では、板張りのような扉が付いています。
鉄道博物館の保存車は原形扉がつけられているようです。
津軽鉄道でドアを全部閉めたオハ31系列車の写真があるでしょうか。