クラブのメンバーからの連絡で、PEMPのプラ貨車のブレーキシリンダの向きが組立説明書のイラストでは逆向きになっているとのこと。ちょっと調べてみました。
組立説明書の通りに作ったトラ41056です。ブレーキシリンダと空気ダメが一体のKC形です。
関連図面を探してきました。トラ4000とは異なりますが、ブレーキシリンダの先側が足踏ブレーキテコ側へ向いているようです。台枠の平面図は上から見ている図なので注意が必要です。
トラ40000の外観図です。鐵道CAD製作所さんから借りてきました。
ブレーキシリンダがほぼ中央に位置して、空気ダメは足踏ブレーキと反対側です。
気が付かなければそのままにしていたと思いますが、せっかくの調査研究成果?なので改善作業をしてみました。
ブレーキシリンダを引っ張って外そうとしたのですが、取付部が折れてしまいました。少し成形して0.8mm径真鍮線を植え込んで取り付け足とし、台枠側も相当する位置に穴をあけてプラ用瞬間接着剤で取り付けました。
でも、こういうことをやり始めると、1両だけでは済まないことに…なりますわな…
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テコやロッドを作り込む際には、相互に干渉するので位置や向きを正確にしないと難儀ですので、事前に実際に使うパーツと実物の構造を照らし合わせて検討しておかないと泣きを見ます(見ました)ちなみに、変更後のシリンダーの位置で、テコを付けるとV次型の側ブレーキの支点部分と干渉しそうです・・・
でも、シリンダーだけなら干渉しないので、あまり神経質にならなくても良いと思います。拙作でも偉そうな事は言えず、シリンダー自体を「省略!」して、引き通し管のみ装備の貨車にしたものが有ります。本当は付けようと思って市販パーツをあてがったら・・・辻褄が合うように収まらなかったからです(笑)まあ、地方私鉄用なら、そんな客貨車も良く有りましたしね(言い訳です)
PS
シルエット的には、元の位置も悪くないと思いますよ〜
PEMP貨車のテコやロッドを作り込むことはないですね。キットトパーツの向きと位置を変えただけです。