実物と重複してややこしくなってきましたが、今日は模型の8000系続きです。
テレビカー8751号にパワートラックを2個搭載するのですが、集電不良対策として2つのパワートラックの集電端子を並列に接続してみます。コードで接続するのが簡単確実ですが、プリント基板を使ってみました。
端子部分はt0.6の基板、台車間はt1.0の基板を使っています。切断機でカットし、中央にPカッターで溝をつけました。台車の端子が当たる部分はとりあえず10mm角で切り出しています。図面無しの現物合わせ加工です。

パワートラックの端子をそのまま使おうという魂胆ですが、外側へ出すぎなので少し短くしました。
端子部分が当たるところはこんな感じ。少しキズが付いているところが可動範囲です。透明ゴム系接着剤で取り付けています。パワートラックの可動範囲を考慮すると、端子部分の基板はもう少し薄い方が良いですが、手持ちがt0.6しかありません。
基板どうしを0.3mm径ベリ銅線で結びました。全体を一枚で切り出すと良いのですが、図面無しで実測しながら作ったので、こんなことになってしまいました。
床板上にウエイトを搭載。元のMc車からはがして移植しています。
床下機器取り付け板の中にも鉛板を取り付けました。自重306gとなり全部が動軸上重量となります。
8501号も少し整備して中間車も終了。
運転ボードのフライシュマンR420エンドレスを走らせます。両方向とも推進になるので、はたして運転状態はどうか。
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こちら向きは調子よく走ってくれたのですが…
曲線ポイントを背向から進入すると、フログで外側へせり上がり脱線してしまいます。特に8501号は必ず脱線してしまいます。フログが長くフランジウェイとガードレールの関係寸法が広めになっているので、内側車輪は落ち込み、外側車輪はせり上がって外側へ脱線するようです。
この方向への走行では8501号は、前(ここでは右)の8751号に牽引される状態で走るのですが、ドローバ連結器の影響もあるのでしょうか、押されるように外側へ浮き上がって脱線、転覆寸前です。
このあと8501号単独でも調べてみましたが、単独でも同じように外側へ脱線するようです。下回りだけの実験もしてみましたが同じです。台車の調整やウエイトの掛け方など研究が必要な感じです。