2016年07月10日

集電改良 - EF70(23)

カツミのEF70の続きです。
片側2車輪ずつからの集電で、標準的な方式ではありますが、無電区間の長い線路では止まってしまうので、両側からの集電に加工します。

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上下を分離。

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片絶動輪の絶縁側に集電ブラシ取り付けのため、枕梁まで分解します。

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台車枕梁の寸法を測って、t0.8のプリント基板を適当な形に切り出し、穴開け。

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Φ0.3燐青銅線をハンダ付け。

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配線のビニル線を取り付けて台車に組み込みました。プリント基板は1.4mm径プラネジで台車枕梁にネジ止めです。

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集電用燐青銅線はフランジに当たるように曲げています。

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配線をまとめる基板をモーターの上に取り付け。

20160710h.jpg
上下を組み立てて、運転ボードで効果を確認しましょう。

なかなか効能アリ。低速でも無電区間で止まることはありません。
入門期の本などで、ボギー車の片側2車輪ずつからの集電方法を標準として説明を受けてきた世代ですが、今となっては過去の方式という感じですね。プラ製完成品などでは両絶輪軸で全車輪集電が標準になっているようです。金属製キットや部品レベルでも、全車輪集電を前提としたシステムになってほしいものです。

タグ:EF70 KTM 電機
2016年07月10日 20:30 | コメント(2) | 1/80・16.5mm
この記事へのコメント
ポイントやクロスの絶縁区間って「微妙のホイールベースに合致」しますよね(遠い目) 天賞堂の機関車は結構前から全軸集電になってますね。
Posted by ム at 2016年07月12日 06:21
>ムさん
情報ありがとうございます。
天賞堂の機関車も進化しているんですね。
Posted by ヤマ at 2016年07月13日 21:14
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