昨日配付された資料の読み直しや関連資料の整理などしていましたが、本格的に寒いので暖房装置を稼働することにしました。
部屋には電暖装置も備えているのですが、コスト的な面から石油温風暖房機を導入しています。ウェバスト式…ではなくてブンゼン式燃焼装置です。
さてこんな本を入手しました。
序文には、「新幹線計画当初から直接計画実行に当たられた関係者がその時々の考え方を毎月発行の日本鉄道運転協会誌に発表されたものを集録」とあります。
運転計画を解説した章で、新幹線用電車と書かれた図面がありました。完成した0系とおよそ同じような外形をしていますが、大きく異なるのは客用扉が両開きになっています。
戸袋窓はありませんが、1000mm幅の両開き扉が各車2ヶ所となる図面になっています。パンタグラフは菱形、スカートは台車の部分だけ上がった形になっています。
この内容の掲載は昭和35年6月となっていますので、この頃の計画では両開き扉で考えられていたのでしょう。試作車は片開きで作られていますので、この後に変更されていったものと思われます。
ただ、この図1-2についての解説は、この本の全体にわたって何も掲載がありません。運転協会の本なので、「高速走行で営業運転すること」に関する内容がほとんどです。両開き扉新幹線電車がいつ考えられて、いつごろどうして片開きになったのか、探求してみたいところです。
完成後の姿とは多少変わった点もあるが、
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なるほど、平面図をよく見ると内側へ開くような書き方になっていますね。与圧して外側へ押しつけるのでしょうか。