三日続けて大津です。
大津歴史博物館で開催中の「廃線50年記念 ミニ企画展 江若鉄道 −思い出の品々−」 の特別イベント、「江若鉄道元社員の方との廃線跡探訪ビデオ上映と座談会 <もっと知りたい思い出の江若鉄道>」 へ出かけました。
びわ湖鉄道歴史研究会との共催なので、7月から会に参加している自分としては、実施お手伝いモードでもあります。
江若鉄道三井寺下駅から山側へ上がったところに歴博があります。大津市街地が一望できます。秋らしい好天になりました。
何か放水しているようです。左の方には近江大橋が見えます。大津市は湖岸が「く」の字形になっているので、こんな見え方になります。
ロビー展示です。
スクリーンは福田静二氏の写真によるスライドショウ。
テーブル上は西村雅幸氏製作の三井寺下駅モジュール。
13時から特別イベント開始です。
用意された座席150席程度が満席になりました。
イベント進行は大きな遅れも無く、ほぼ予定したダイヤ通り運行することができました。途中退席も少なく、真剣に見入る聞き入る状況で、参加された皆様の思い入れを感じることができました。
司会から会場へ、「江若鉄道に乗車体験がある方、お手をお上げ願いますか?」という問いかけに、7割程度の方から手が上がって、お互いに驚くという場面もありました。もちろん自分も手を上げたメンバーです。乗車体験の共有できる集まりになったといえます。廃止から50年ですから、乗車体験があるということは当然それなりの年齢になります。
元社員の方々のトークタイムで、浜大津駅の発車案内を紹介していただいて、「つぎは、みいでらしたぁ〜」の実演には懐かしい思いで感動です。母親は安曇川から京都へ嫁に来て、里帰りして自分が生まれたので、自分の人生で最初に乗ったのが江若鉄道に間違いない、そして盆正月に安曇川へ帰るとき、浜大津駅のホームを離れる時の「つぎは、みいでらしたぁ〜」が耳に残っているのです。「三井寺の下」なんですが、浜大津駅出発時の「つぎは、みいでらしたぁ〜」を聞くと、音階が上がっていくので、「みいで」と「らしたぁ〜」に聞こえるのです。幼少時は三井寺のことを知らないし、京阪の三井寺駅には行ったことがなかったので、「らしたぁ〜」に送られて1時間半程の乗車が始まるのでした。
通勤や通学に使っていたわけでもないので、手を上げた方々の中では乗車体験少ない側かもしれません。しかし、「もっと知りたい江若鉄道」であることは確かです。
乗車記録
醍醐9:18東西線5506山科
京阪山科9:40京津線びわ湖浜大津
びわ湖浜大津9:57石坂線701大津市役所前
上栄町17:34京津線812京阪山科
山科17:53東西線5206醍醐
50年前の鉄道に150名の参加とは、よほど愛されていたのでしょうね。
最終的に京阪傘下になりましたが、地元株主だった方も多いのではと推察します。