11月14日土曜日、所属クラブの NetMeeting 、27回目です。
蒸気機関車の先輪がスプリングポイントを割り出して通過することについて、別のSNSへの投稿でコメントがあったので調べてみることにしました。
C56での通過は確認できているので、機関車をD51にしてみました。乗工社製品です。
ポイントはこの状態で左側通行、スプリング機能を使って背向から割り出し通過します。写真では上から下、向こうから手前へ進んでくるようになります。
通過の動画です。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
通過することはわかりますが、割り出し中の先輪はどのような動きになっているのか、スロー再生してみてもハッキリとわかりません。静止画で撮ってみることにし、少しずつ前進させて先輪の状態を観察しました。ステップとかゆがんだままになってますがご容赦を。
左の車輪はトングレールに乗っています。トングレールは左車輪のフランジ(フィレットか?)で少し押し開かれていて、右の車輪のフランジウェイが確保されています。
少し進んでトングレールの先端近くまで来ています。左トングレールは左ストックレールへついておらず、左車輪は少し浮き気味になっています。トングレールが完全に転換するわけではないので、右車輪のフランジウェイはかなり際どい状態で通過しようとしています。
もう少し進んで左車輪はトングレールへ乗り上げているようです。左車輪タイヤ部はストックレールに乗り移ろううというところでしょうか。先輪フランジでトングレールを押し広げて転換しながら通過するのではなく、実はトングレールを乗り越して通過しているのではないかと思われます。
トングレール乗り越しの瞬間か? 左車輪のタイヤは浮いています。
左車輪のフランジがトングレールからはずれてタイヤがストックレールへ乗り移るところ。
また少し進んでフランジがトングレールからはずれると左車輪はストックレールへ乗り移り、タイヤで支えられます。トングレールを割り出し押し開いてストックレールへ付くまで転換されなくても通過しています。
乗り越す瞬間には輪軸全体が傾いているはずですが、先台車内の先輪軸可動範囲や先台車の可動範囲で許容されて、見た目で大きく傾くようなことはないようです。
さて先輪に続く動輪や従輪はどんな状態か気になったので、長くなりますが写真を掲載します。
D51の動輪はトングレールを押し広げてストックレールに付いており、しっかり転換して割り出しができているようです。
従輪は浮いている可能性があるかと思われましたが、そうでもないようです。
テンダ台車です。しっかり割り出しできているようです。
続くマニ60のTR11です。浮き上がりはないようです。イコライザバネが…
同じくマニ60のTR11後部台車です。真鍮製客車では輪軸で割り出しできるようです。
それにしてもアップにするとホコリがすごいです。車輪や動力系も汚れるわけですね。
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