OOn3貨車についていた輪軸の挙動の続きでポイント通過を見てみます。線路はTILLIGのH0m道床付組線路です。
使うポイントはTILLIG 83821 左分岐 R353で分岐 分岐角15° 番手だと4番程度
ポイント各部の測定値
ゲージG=12.0mm
チェックゲージC=11.1mm
スパンS=10.2mm
フランジウェイF=0.9mm
フランジクリアランスH=1.0mm
車輪幅N=1.6mm<2×F=1.8mmなのでフログで確実に落ちてしまいます。
しかし2軸固定軸受の場合、フログにかかっても車体は軸受3点で支えられて大きく傾くことなく通過してしまいます。
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あえてフログ空隙部に落ち込むように止めて、輪軸の状態を撮影してみました。
フログ部でもあまり傾きませんが、あえて落ち込むように車体を押してみます。
横から見ると踏面がレール上面から少し下がっています。
車体が軽く軸受固定なので、フログ側車輪が大きく下がることはありません。
右側車輪の踏面右端がウイングレールで支えられています。
左のガードレールも効いているので、割り込みも発生しないようです。
TILLIGの線路はTT/H0m用ですが、フランジ高さは1.0mmまで対応ということです。
この輪軸は2軸固定で軸箱は上下動しないので、フログにかかる車輪以外の3輪で支えられて、あまり落ち込まないようです。
踏面がすぐに次のレールに乗ってしまえば傾かないですね。