2021年10月18日

重文指定キハ07

九州鉄博物館で展示されているキハ07 41が重要文化財(美術工芸品)に指定すべきとの答申を受けたということで、江若鉄道のキハ07を掲載。

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江若のキハ22は元国鉄キハ42500で、ディーゼル動車の試作として製造されました。新潟鐵工所LH8形ディーゼル機関を搭載し、国鉄武豊線で使用されました。戦後、天然ガス動力となり42200へ改番、のちディーゼル機関を装備されて42500に復帰、形式変更でキハ07 1となっています。

九州のはキハ42000形42055でガソリン機関で登場しており、文化財としての評価の中に、「ガソリン機関の出力向上と運行速度の高速化」というのがあるため、ディーゼル機関の試作車である キハ07 1 はちょっと違うかなというところ。

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カラー化サイトを通してみました。 1968年8月18日 近江舞子南口

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キハ23 1968年8月18日 白鬚
キハ42501→キハ07 2→江若キハ23 これもディーゼル機関で登場しています。
キハ07の1番と2番がいたのですね。

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キハ21 1968年8月18日 三井寺下
キハ42050→42217→キハ42537→キハ07 38→キハ21
62両が製造された42000形でガソリン機関で登場しています。天然ガス動車となって42217に改番、ディーゼル機関に換装して42537となり、改番で0738となって江若へ来ました。

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キハ5122 1968年8月18日 白鬚
キハ42017→長門キハ11→江若キハ19→キハ5122→関東キハ5122→キハ522
42000形でガソリン機関で登場、長門鉄道に譲渡されキハ11となり、同鉄道廃止で江若へ来ました。江若で片運化総括制御化など大改造を受け、江若廃止後は関東鉄道竜ヶ崎線で活躍していました。

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キハ5121 1967年1月15日 三井寺下
キハ42054→事故廃車→江若キハ18→キハ5121→関東キハ5121→キハ521

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キハ5124 1968年8月18日 近江舞子南口
キハ42023→キハ42202→キハ42523→キハ07 24→江若キハ24→キハ5124→加越能キハ162→関東キハ551
ガソリン機関で登場、天然ガス車42202をへてディーゼル化42523、07 24に改番後江若へ来ています。

18〜24まで7両の07形が活躍していました。なお、キハ0の写真は撮れていません。
2021年10月18日 23:00 | コメント(0) | 古いネガから
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