築堤作りの続きです。
築堤の断面は対称形ではなく、陸側は波を受けないので途中からほぼ垂直に積まれています。陸側の斜面には石は積まれていなかったようで、自然に草地化していたものと思われます。
築堤を行く下り列車と東海道を行き来する人力車や馬車の錦絵です。この付近は絵が多く描かれていて残っているのですが、さすがに写真は少ないようです。
築堤建設工事中の陸側からの写真。
完成後に同じ場所から列車が走っている写真を撮って置いて欲しかったところ。
いっぱい史料が出てくるので、工作よりも調べ学習の時間になってしまっています。
模型の築堤内側は空洞です。
で、石垣をどうするかですが、ここは簡単に石垣模様のペーパーを貼るという方法で行くことにします。これに使えそうな題材を探し出すとたくさん出てきて困ります。問題は石の積み方と大きさと色なんですが、開業の頃のカラー写真なんかあるわけないし、着色とか錦絵も参考にはなりますが、全面的な信頼も置けない。港区教育委員会作成の断面図から石垣の段数を数え、それらしいものにすることにします。
リアル写真も数多くあるのですが、つなぎ目の処理などが難しそうなので、イラスト的なモノをさがしました。
見つけたのがこれです。
かわいいフリー素材集「いらすとや」さんのサイトからお借りします。
元画像では全体が赤っぽいかなと感じたので、グレイ系になるように調整してみることにします。
タグ:模型線路
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