明治16年8月1日改正のダイヤを作ってみました。
時刻表が市販されるようになったのは明治27年からで、それ以前の発車時刻情報は官報とか新聞とか地元の配布物などで広報されていたようです。
ほぼ等間隔で「ダイヤ」と呼ぶにふさわしい形です。
京都−馬場間は稲荷経由の旧線、馬場でスイッチバックして湖岸の大津駅に至ります。この時代、大津−長濱は太湖汽船による船車連絡輸送が行われていました。
琵琶湖で鉄道連絡船を運航していたのは明治13年に京都−大津間が敷かれてから明治22年の湖東線開通までの間なので、明治27年からの時刻表「汽車汽船旅行案内」の時点で掲載はありません。
現在の琵琶湖汽船は観光遊覧目的が主で移動交通として使われることはほとんどなさそうですが、船車連絡運輸をしていた太湖汽船時代はどんな運行をしていたのか。資料本を出してきましたが、読み進めるのは時間かかりそうです。
【実物鉄道一般の最新記事】