2012年07月30日

再改造電池式パワーパックでの試運転

前日の回路テストに使ったパーツで、実際にパワーパックとして作ってみました。

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箱は百円均一の雑貨屋で見つけたプラ製パッケージです。1/3くらいがしっかりとはまり込み、2/3くらいが開きやすくなっています。140×50×80くらいの大きさです。材質はポリプロピレン、耐熱温度が120℃と表示があります。スイッチとかツマミとかターミナルとかは手持ちパーツで、数十年前からの在庫品から探し出して使っています。

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ユニバーサル基板にパーツを取り付けて回路にしましたが、無計画に現物あわせで作ったので、取付穴などを配慮できてなくて余裕があるのに窮屈になっています。

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ケースに収めるときも各部品のクリアランスを考えず、およその寸法で穴をあけたので、電池ボックスとターミナルなどが際どい位置になっています。電源スイッチはありますが、今のところ表示灯をつけていません。

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とりあえず動作テストを進めます。運転ボードに乗せていたHO貨車の編成を宮沢のED77で牽引します。曲線ポイント分岐側やR356も何とか通過できるようです。フログの絶縁部分が長く、台車ホイールベースと微妙なところであり、低速では少し止まりかけるようなことがあります。動画はこちら↓


MSKモーター2個のインサイドギヤ駆動ですが、5V0.6Aくらいで走っています。しかし一周で、後方の40'Boxcarが曲線ポイント割り込み脱線分離事故になってしまいました。
この編成は前2両のCaboose・Gondoraが金属輪軸、間の貨車はプラ輪軸、後ろのCabooseがまた金属輪軸です。短くて軽めの40'Boxcarが後方にあるのは競合脱線?になるのかもしれません。台車の具合を調べると動きがよくない感じなので、センターネジを少しゆるめてローリングにも対応しやすいようにしてみました。

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そこで編成替えをして、前方に金属輪軸40'Boxcarを4両増結、より厳しい条件で走らせてみました。走行ルートは曲線ポイントの外側を通るのでR420となります。動画です。↓


走行ルートが違うので比較できないですが、出力最大7V0.7Aで無事に周回できています。台車調整は効果があったということにしておきましょう。

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さて、貨車の走行テストではなく、パワーパックの動作テストでした。大きめの負荷をかけて電流が大きくなったときの動作を確認してみます。ED76を出してきて、ED77と重連にしました。縦型モーター4個になります。電池式にはかなりの負荷となり、電圧もあまり上がりません。4v〜5Vで1.1Aくらいの電流が流れます。熱対策で取り付けたポリスイッチの動作に影響しそうな値です。動画です。↓


何とか走り出しますが、3周くらいしたところでポリスイッチの動作が始まり、出力が下がってしまって列車は止まりました。ポリスイッチの温度が下がるまで待って再度走らせますが、電池の容量が低下してきており、電流は1.3Aくらい流れますが電圧tが上がらず重連を起動することができません。手でショックを与えると起動しますが、すぐに止まります。


何とか起動して走り出すことができましたが、一周もできないで、ポリスイッチの動作により止まってしまいました。ケースの蓋をあけて中の温度の様子をさぐるべく手を入れてみましたが、かなりの熱気がこもっていました。触れないほどではありませんが、1Aを超えるような負荷で連続使用すると、このような状況になるということがわかりました。
トランジスタの電流規格からは余裕があるのですが、使用したポリスイッチの保持電流が0.75Aなので、やはりこのくらいが連続使用の限度ということになりそうです。最近は低電流モーター装備の車輛が多いので、今回のテストのような過酷な使用をしなければ、それほど危険なことにはならないかと思われます。





タグ:電源
2012年07月30日 23:56 | コメント(0) | 模型一般
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