HOの蒸機はテンダー機が多く、もう少し小型の機関車があれば・・・ということで、海外通販で中古の0-6-0を導入しました。4月に入荷していたのですが、少し箱を開けて眺めただけで置いていました。
外箱には GHC とかのマークがありますが、MDE IN JAPAN と記載されています。古い輸出品でしょうか。0-6-0 SIDE TANK SWITCHERとハンコが押されています。
買ったお店が名刺を入れてくれていました。http://www.rockymountaintrains.biz/shop/
カネとヘッドライトがいかにもアメリカンですが、日本の地方私鉄でも走っていたような雰囲気の機関車です。全体が金色塗装仕上げの完成品 READY TO RUN 製品です。箱の写真にはNMRAカプラーがついていますが、現品にはカプラーがありません。
真横から見ると、キャブいっぱいにモーターが入っています。コンプレッサとタンクがあるので、エアーブレーキ対応ですね。
上下分解してみました。大きなウエイトとKTMのモーターです。DV18系のようですが、ブラシの部分が古い構造のようです。カツミのCタンクということでしょうか。カツミの箱に入って日本の模型店に流通したことがあるのかな?
テスト線路で通電したら、何とか動きそうです。ヘッドライトからの配線は車体側に残って、点灯の配線はしてありません。
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可動部に潤滑をかけて、運転ボードのエンドレスを周回してみました。C形機ならポイントも何とか通過できそうです。

カプラーがついていなかったので、寸法的にいけそうなKadee#6を取り付けました。カプラーネジが1.4mmになっているので、ワッシャをかまして止めています。

集電ブラシは第1・3動輪にかかっていますが、第2動輪は集電していません。ポイントで止まることがあるのは、このあたりが原因かも。貨車編成を引いてみました。
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バック運転とか向きを変えたりして周回してみました。古いモーターのわりに低速も効くので、このままで運行に入れそうです。ディーゼル機関車のような音で走るのは、まあ仕方がないか。

小型のモーターに交換するとキャブが抜けてよいかと思いますが、ギヤが利用できるかわからないですね。集電については改良の余地がありそうです。【続き】
ワークスKさんからコメントをいただきました。トラパシ鉄道模型掲示板3ではすでに話題になっていたようで、自分もあらためて掲示板記事を読ませていただきました。煙室扉が開くか・・・ということで引っ張ってみました。

手ブレ写真ですいませんが、このくらいまで開くようです。ライトの先端が金色塗装になっていますが、このまま点灯したら金色の光線でしょうか?
カツミ製品の広告写真ではライトが煙室上になってカネも取り外して日本型の雰囲気になっています。TMSの製品紹介では言及されていませんが、煙室扉は開いたのでしょうか。
2012.08.04 10:00
【1/87・16.5mmの最新記事】
問題は、煙室扉が開くか‥‥ですが‥‥
掲示板でこのモデルが話題になっていたことは知りませんでした。Front of boiler opens. ですか・・・なるほど、引っ張ったら開きましたね。ユニークな構造です。開けた写真を追加しました。
http://b5.spline.tv/tprr/?thread=58
TMS137号=1959年11月号なら、ここの上記掲示板No86にあるTMS記事と同じですね。日本型本位に設計したものを輸出向けとしたのか、輸出優先で設計したものを国内販売としたのか、どちらが先なのかはわかりませんが、当時なら輸出優先ではないでしょうか。輸出品は完成品で、日本向けはキットですね。カツミ製品のキットを組んだものが見てみたいところです。