
これは琴電71号 ホームページの表紙にしているヤツです。フックの根元がゆるんでいます。ハンダで修理したいところですが、コテをあてられるような状態ではありません。スリ板もはがれているようです。

フックは瞬間接着剤で固めてしまいました。折りたたみの動作にも何とか耐えられるようです。スリ板は、りん青銅板で作りました。

パンタをはずしたついでに、ブロワーブラシでホコリを掃除しておきます。

パンタを屋根に戻して修理出来。下回りも台車端梁やダミイモータなどがはずれかかっていたのでなおしました。

これは銚子電鉄デハ500です。これもフックが不調なので修理しておきます。下回りは快調なのでそのままです。

同じく銚子電鉄デハ800です。パンタの横枠がはずれ、フックもかかりませんでした。これも瞬間接着剤で修理しました。運転室窓ガラスがはずれていたので、床板をはずして車内から接着です。

下回りはパワートラックが不調で走りません。分解してみるとモーターは大丈夫で調子よく回ります。ウォームギヤの車軸側についているウォームホイールが両軸とも割れていました。車軸にはローレットが切ってありますが、割れてしまうと横にスライドしてかみ合わず、動かなくなってしまいます。
日光製品のパワトラ用車輪に交換したものは比較的事例が少ないようです。しかし、手持ちのストックしてある交換用スポーク車輪のギヤはいくつか割れているものがあり、パワトラに組み込んで使っていなくても経年変化で割れが入るのでしょうか。

デハ800はプレート車輪なんですが、パワトラ用プレート車輪の交換用がなかったので、スポーク車輪で割れてないものを選んで取り付けました。

整備の終わった車輛たちを並べた棚です。右端の熊本電鉄モハ71は問題点がなく、車輪の掃除だけして終わりです。