
UP客車牽引用のE9A+Bですが、Bユニットに動力がないにもかかわらず、かなりの自重があるのです。Aユニットの動力への負担を軽くすることができるか、中をあけてみることにします。

もうひとつ問題があり、床下機器のプラユニットが固定できず、はずれてしまいます。輸送時の衝撃でしょうか、固定ツメが破損しています。

車体を少し拡げて引き抜くと、床下と分離できました。巨大なウエイトがのっています。その上に黒のウレタンがありますが、これは何でしょうか。

ウレタンは両面テープで貼られていたので引きはがすと、ウエイトはネジで固定されているのでこれをはずします。ウエイトは174gありました。

ウエイトのネジ穴を利用して床下機器をネジ止めすることにします。皿ネジを使う予定で穴をあけたのですが、長い皿ネジの在庫がなくて、とりあえずナベ頭ネジです。

ついでにカプラーをマクヘンリータイプからKadee#14に交換しました。
これで組み立てましたが、元の自重338gからウエイトとウレタンをはずして162gになりました。ちなみに動力付きのAユニットの自重は540gです。

E9Aの方もKadeeに交換です。

運転ボードで試運転。Bユニットは台車がカプラーポケットに当たって、R420を通過できないので、Aユニットだけで動力試運転です。Aユニットは前にカプラーポケットがないので、前台車の振り幅が大きくとれるのでR420を通過できるのです。
A+Bの試運転は明日の運転会のR790でやることになります。Bユニットが軽くなって、その後ろに金属製客車を8両牽引する予定なので、どのような影響があるか楽しみです。
【1/87・16.5mmの最新記事】
http://www.nmra.org/standards/sandrp/rp-20_1.html
Trans Pacific Railroad にも出ています。
http://works-k.cocolog-nifty.com/page1/2006/11/hw_42bc.html
HOの計算式だと、車体長を250mmとして
28.35×(1+0.0197×250)=168g
となり、ウエイトをはずした重量でちょうど良いくらいです。
Bユニットのトレーラーで特別に規定があるのかはわかりません。