以前、某ブログにて、1960年代に撮影されたフィルムのネガにカーリングが生じて使えなくなってきた、という話題が掲載されていました。最近、自分の古いネガのスキャンを進めているのですが、たしかに少しずつカーリング現象か?と思わせる状態になっているものが見受けられます。ネガの種類によって現象の出方が異なるようです。

これはコニパンSSSフィルムです。乳剤面を内側にして曲がってきているようです。
サクラのモノクロフィルムを使っていた方はあまり多くないのではないかと思いますが、自分はコニカの一眼レフを使っていたので、わりとサクラフィルムを使っていました。コニドールファインで自家現像していました。

これは同じサクラのコニパンSSフィルムです。ほとんど平面を保っています。しかし、SSSのように曲がってきているものがあり、使用時期や保存方法に影響されるかもしれません。

これはフジのネオパンSSSフィルムです。乳剤面が外側でサクラと逆方向に反っています。メーカーの特徴が出るんでしょうか…?
ネオパンSSとトライXは比較的平面を保っているようです。30年前後経過しているんですが、この先どうなるんでしょう。カラーフィルムも調べないと…。
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ネガの老化は困り者ですよね。
私の場合、90年代から2000年代初めの頃の、カラーネガの退化がひどいです。
原因は、当時安かったチェーン店のDPEで現像したからと思います。聞くところでは安くするために、現像液を何度も使い、水洗いも丁寧にやっていなからだそうです。
最近丁寧に仕上てくれる写真さんが見つかったのでデジタル化しようか迷っているのですが、なにぶんお金も掛かるので(^^ゞ