江若鉄道の写真2回目です。
1964年の撮影ですが月日はわかりません。
北側から駅舎ホーム方向を撮影しています。
明治13年1880年に官設鉄道東海道線の駅として開業した歴史ある駅でした。
細かい変遷などは書きませんが、撮影している地点はびわ湖岸の石積み堤防だったところです。
右側には石炭ガラ?が積み上げられているようです。
わら縄でくくられた荷物?も積み上げられています。
右遠方の屋根は国鉄の貨物扱い駅です。
歴史上から、ほぼ全体は国鉄用地であり、江若鉄道は旅客ホーム西端(写真で奥の方向)に境界があったようです。
左側(南側)の線路は大津電車軌道が敷設したのち京阪電鉄石山坂本線となっています。
VanceAIというサイトでカラー化してみました。
あまりハッキリとした色はつかなかったですが、京阪電車260形の黄色と赤色くらいはわかるかなぁ。
江若鉄道のホーム部分を大きくしてみました。
二階建て駅舎に重なっていますが、ホーム上に腕木信号機が建っているのが大きな特徴です。
線路を左方向(東)へたどると、東海道線開業時からの歴史を背負った三線区間を通って国鉄膳所駅へ通じています。昭和22年1947年から昭和40年1965年まで、江若鉄道の旅客列車が膳所駅まで乗り入れていました。膳所駅経由での連絡きっぷも発売されていましたが、乗入れ本数は少なく、浜大津駅で京阪に乗り換える客がほとんどで、乗入れ列車で膳所駅まで利用した客は少なかったようです。
その乗入れ列車を膳所駅方向へ出発させるときの信号機がホーム途中に建っているのです。
色を付けてみました。
江若側貨物ホームにはワム90000でしょうか、それと江若ワフが連結されて留め置かれています。
旅客ホームからは列車が三井寺下駅方向へ出発していくところですが、面白い編成ですね。
後部はキハ07系の車両ですがライト1灯なので未改造車、となりは改造客車のオハ1900系のようです。右側の車両は貨車と被ってしまってよくわからないです。
当時は小学生だったので、ピントがあっているのかどうかもいい加減な不鮮明な写真で申し訳ないところです。
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